当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

パスポート申請で子供の場合、本人確認書類は何が必要? 小学生なら署名はどうする? 

気になるアイテム

パスポートの申請ってできる場所も限られていますし、平日しかできないので、お子さんを連れて行くのは大変ですよね。
特に、小学生のお子さんの場合は、下校後だと待ち時間が長くなりますし、お子さんが学校で疲れているところをパスポートセンターに連れて行くのは大変ですので、代理申請をされる方が多いと思います。
今回は、パスポート申請で子どもの代理申請をする場合の流れや本人確認書類、署名をどうするかについてまとめます。

スポンサーリンク

パスポートの申請で子供の場合

パスポート申請の流れ

パスポートの申請で子供の場合の流れは次のようになっています。

1.パスポート申請書類の準備
2.お住まいの都道府県の旅券窓口にてパスポート申請
3.申請書類受理後1週間前後(旅券窓口の指定日)以降に申請した旅券窓口にてパスポート受領

パスポートの申請はお住まいの都道府県の旅券窓口(パスポートセンター)で行うことになっています。
パスポートの申請は保護者が代理申請できますが、パスポートの受領は保護者であっても代理人だけではできず、必ず本人と一緒に行かないといけません
また、手数料は申請時ではなく、パスポート受領時に支払うこととなっています。
国の手数料については郵便局等で購入した収入印紙を充てることができますが、都道府県の手数料は現金払いのところもあります(東京都は現金払いです)。

ちなみに、手数料は次の通りとなっています。

旅券の種類取得者の年齢収入印紙都道府県
手数料
手数料
合計
10年旅券
(有効期限10年)
20歳以上14,000円2,000円16,000円
5年旅券
(有効期限5年)
12歳以上9,000円2,000円11,000円
12歳未満4,000円2,000円6,000円

※年齢は『年齢計算に関する法律』(明治35年法律第50号)により決まるため、実際の誕生日の前日に法律上は加齢します。
手数料は法律上の年齢により計算されるので、12歳の誕生日の前日に申請に行くと12歳以上の手数料がかかります。
パスポートの手数料の減免はパスポート申請を11歳の誕生日の2日前までにした方に適用されるということになります。

お子さん連れの場合は待ち時間が長いと特に大変ですので、パスポートの受領にはできるだけパスポートセンターが混雑していない時間帯を狙って行くといいと思います。
わたしが先日足を運んだ有楽町の東京交通会館は平日午前中はとても空いていたので、早めに書類だけ代理申請しておいて、受領には学校の振替休日などを利用できるといいですね。

1~3の項目の中でやはり一番大変なのは1.のパスポート申請書類の準備です。

パスポート申請書類の準備

パスポートの申請には一般旅券発給申請書と戸籍謄本(または戸籍抄本)、本人の証明写真と本人確認書類が必要です。
それぞれの項目を見ていきましょう。

・一般旅券発給申請書(5年用)
一般旅券発給申請書はパスポートの申請のために記載して提出する書類です。
都道府県のパスポートセンター(旅券窓口)、市役所、区役所などの市区町村役場で配布しています。

パスポート申請時に20歳未満で未婚者=未成年(※)のお子さんの場合は5年旅券のみの申請になります。
※改正民法案の成立により、2022年4月1日からは18歳が成人となります。

大人は10年旅券か5年旅券を選択して申請できるため、窓口で10年用か5年用かをお伝えして申請書をもらうことになります。
子供用には必ず5年用の一般旅券発給申請書をもらってくださいね

なお、未成年のお子さんのパスポート申請時には、申請書裏面の『法定代理人署名』欄に親権者(父母又はそのいずれか一方)又は後見人が必ず署名しなくてはなりません。

・戸籍謄本または戸籍抄本
戸籍謄本または戸籍抄本は、ご自身の本籍がある市区町村の役所にて申請する必要があります。
本籍がお住まいの市区町村にある場合は、一般旅券発給申請書をいただくときに一緒に取ってくるといいですね。
遠方に戸籍がある場合は郵送で手続きできますが、1週間から10日かかるところもあります。
また、戸籍謄本や戸籍抄本取得の費用は定額小為替で支払うことが多いため、郵便局で定額小為替を購入する必要があります。
返信用封筒を準備する必要もあり、戸籍の郵送での取得には意外と手間がかかります。
早めに手続きをしてしまいましょう。

なお、お子さんのパスポート申請とともにご家族分のパスポート申請をする場合は、1通の戸籍謄本で同時に同じ戸籍に載っている家族分の申請ができます
戸籍謄本(同じ戸籍に乗っている家族全員分の戸籍情報が記載)も戸籍抄本(申請者1人分の戸籍情報が記載)も手数料は同じですので、戸籍抄本ではなく戸籍謄本を取り寄せましょう。

ちなみに、子どもの分の個人情報を載せたものでなくてもいいかな…と変なところで気になって、夫のパスポート申請時に代理で夫の分だけの戸籍抄本を取り寄せたのですが、書類不備でわたしの戸籍抄本が届いてしまいました。
もちろん戸籍抄本だと本人分でないと使えないので、再度取り寄せることになりました。
戸籍謄本であれば同居家族分の戸籍情報が一度に確認でき、代理証書を書く必要もないので、どうしても…というこだわりがなければ戸籍謄本を取り寄せるのがいいと思いますよ。
時間とお金、手間のロスが痛かったです。

・証明写真
パスポート用の証明写真は規定が厳しく決められています。
証明写真機での撮影もできますが、オススメは自宅でアプリを使っての撮影。
何度も撮りなおしできるし、着替えて出かける手間が省けて楽ですよ。

androidのオススメアプリと使い方はこちらです。

iphoneのオススメアプリと使い方はこちらです。

・本人確認書類
本人確認書類は大人の場合は運転免許証を1点持参するのが一般的で手軽な方法です。
子供の場合はマイナンバーカード(通知カードは不可)が1点でよい書類とされています。

ただ、個人的にマイナンバー制度が不安なのもあって、我が家ではマイナンバーカードを作ってないんです…。
有効期限内または失効後6ヶ月以内のパスポートでも1点でよい本人確認書類とされていますが、そもそもそのパスポートを新規に作るわけですから、持ち合わせているわけがありませんよね。

このような場合、本人確認書類はどうすればいいのでしょう?

パスポートで子供の本人確認はどうする?

パスポートの申請で子どもの本人確認書類として1点でOKのものは、先ほど挙げたマイナンバーカードがあります。
また、過去にパスポートを申請している場合は、有効期限内または失効後6ヶ月以内のパスポートでも大丈夫です。

どちらも持っていない場合は、2点必要な本人確認書類を持参しましょう。
具体的には、健康保険証と母子手帳などの本人確認書類を持参すればOKです。
健康保険証と書いていますが、ご家庭によって実際に持参するものは異なります。

自営業、フリーランスなどのご家庭…国民健康保険証
会社員のご家庭…健康保険証
公務員のご家庭…共済組合員証
船員のご家庭…船員保険証

ちなみに、母子手帳などと書きましたが、母子手帳以外だと写真付きの学生証や生徒手帳、失効後6ヶ月以上経過したパスポートも2点目の本人確認書類として使えます。
ただし、母子手帳と写真付き学生証や、母子手帳と失効後6ヶ月以上のパスポートという組み合わせでは、本人確認書類として有効とは認められませんので、ご注意くださいね。

パスポートの署名は子供の場合どうする?

パスポートの申請書類である一般旅券発給申請書には、本人が自署(署名)する場所が2箇所あります。
こちらは、パスポートの所持人(パスポートの名義人)が自署することとなっています。

未就学児の場合はパスポートの署名が両親の代筆でもいいけど、小学生になったら自分で署名させたいという方も多いのではないでしょうか。
その場合、パスポートの署名がひらがなってアリ? と悩まれる方もいるかもしれませんね。

パスポートの署名欄は2箇所あります。
1つ目は、表面の写真サイズ記載枠の下の署名欄は、外国に行ったときに署名する際の署名。
海外で使う署名のためローマ字表記も可能です。
2つ目は、裏面の署名は氏名表記を変更しない旨の誓約書面で、戸籍上の名前で日本語(かい書体)の表記をすることとされています。

どちらも乳幼児の場合は親権者である父または母の代理署名が可能ですし、小学生以下の児童で漢字で書けない場合はひらがなで署名することもできるとされています。

東京都在住の方の場合、一般旅券発給申請書を市役所や区役所などでもらうと『東京都旅券(パスポート)申請のご案内』という記載方法などを記したリーフレットをいただけます。
申請書の表面の署名について『東京都旅券(パスポート)申請のご案内』では記載例にローマ字表記があり、署名の書き方がローマ字でもひらがなでもOKということのようです。

ただし、裏面の申請者署名欄については、

署名は必ず本人が戸籍に記載のとおり、かい書体で行ってください(署名が困難な場合を除く)。
また、申請者が未成年者又は成年被後見人の場合は、法定代理人の署名も併せて必要です。

との記載が申請書にあります。

また、裏面の申請者署名について『東京都旅券(パスポート)申請のご案内』には次のような記載があります。

申請者本人が戸籍上のお名前で日本語(かい書体)により署名してください。
身体の障害等により署名が困難な場合には、親権者、後見人または配偶者等が代理署名してください。
申請者が小学生以下の児童で、戸籍どおりの署名が困難な場合には、ひらがな等で署名するか、親権者である父または母が代理署名することができます。

裏面の誓約書については戸籍の表記が基本で、小学生以外で漢字が書けない場合のみひらがなでも許容されるということです。

表面の写真欄の下の署名は漢字で書けない場合はローマ字でもひらがなでも可、裏面の誓約書部分の署名はひらがななら可ということです。
そして、外国で使う署名と誓約書の署名を同じ署名にする必要はないということになります。

ただ、そうは言っても子供に使い分けさせるのは面倒だし、同じ署名にしたいと思われる方が多いですよね。
この場合、5年使うことを考えると、難しい漢字ではない場合は漢字を教えて書かせるのが早いです。
ですが、難しい漢字の場合は、必ずしも無理に教えなくても大丈夫ですよ。

パスポートの署名を漢字で書かないといけないと思う理由は『欧米の方が真似しにくい漢字で署名したほうがセキュリティ上安心』である場合が多いんですよね。
ですが、中国の方など漢字を使える方はアジア圏には実は少なくはないため、日本独自の文字であるひらがなのほうが安心という説もあるんです。
そもそもパスポートを紛失したり盗難に遭ったりしなければ、パスポートの署名の模写しやすさについて心配する必要はあまりありませんよね。

もちろんお子さんに教えるいい機会だからということで、パスポートの署名をひらがなではなく漢字にするのはアリだと思います。
ですが、セキュリティのことを気にして無理に難しい漢字を教える必要は必ずしもないということをお伝えしておきたいと思います。
それぞれのご家庭で総合的に判断なさるといいのではないでしょうか。

まとめ

パスポート申請で子供の場合の流れや本人確認書類、署名はどうするかについてまとめました。

パスポート申請は申請時に20歳未満の未婚者=未成年(※)の場合、5年有効のものしか取得できない決まりになっています。

※改正民法案の成立により、2022年4月1日からは18歳が成人となります。
また、年齢は『年齢計算に関する法律』により誕生日の前日に加齢することとなっていますので、実際には20歳(2022年4月1日以降は18歳)の前日に成人することになります。

申請書はお近くの市役所、区役所などの市区町村役場でもらえるので、必ず5年旅券用の申請書をいただくようにしてくださいね。

パスポート申請用の子どもの本人確認書類は、1つでいいのはマイナンバーカードです。
ですが、我が家もですがセキュリティの心配があってマイナンバーカードを作ってないという方の場合は、保険証と母子手帳を持参すればOKですよ。

なお、小学生低学年などでパスポートの署名をひらがなで書こうか漢字を教えたほうがとお悩みの方は、どちらでも大丈夫です。
セキュリティの心配から無理に難しい漢字を教えなくては、と思う必要はありませんが、いい機会だし5年使うものだからと漢字で署名を教えるのもアリだと思います。
それぞれのご家庭で判断なさってくださいね。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました