幼稚園に入園・進級してしばらくしてから保護者の親睦を深めるために行われる茶話会。
親睦会や懇親会という呼び方をする園もありますね。
入園したばかりの年少さんの場合、すでに卒園児や在園児がいて園の行事に慣れているママもいれば、第一子でどんな風に参加していいかわからないママもいます。
楽しい雰囲気で会を勧めて交流を図ってもらえるように司会進行をしたいですね。
今回は、幼稚園の役員の方に、茶話会の司会進行について例文も載せながらまとめます。
幼稚園茶話会の司会進行は気楽にやろう!
幼稚園茶話会の司会進行は気負わなくてOK!
幼稚園の茶話会(親睦会・懇親会)は、園によって様々なやり方がありますが、幼稚園の保育時間中に保護者だけで行うというところが多いです。
うちは子供2人を違う幼稚園に入れていますが、どちらの園でも茶話会・親睦会はクラス役員や父母会が主催という形で先生は不参加でした。
また、茶話会という名の通り、お茶菓子を囲んでティータイムという園もあれば、ランチ会という園も。
上の子の園はランチ会で下の子の園はティータイム形式でしたが、どちらも時間にして2時間程度という感じでした。
趣旨としては『同じ幼稚園のクラスが一緒になったママ同士親睦を図りましょう』ということですよね。
茶話会の内容については別の記事にまとめていますので、あわせて参考にしていただけるとうれしいです。
大体入園式や親子遠足などで何となく顔見知りになったママもいるけど、第一子のママなどはさほど親しいママがいない…という状態のことが多いです。
なので、間違えないで進行しよう! と心がけるよりも、楽しく交流できる雰囲気作りの方が大事なので、気負わなくても大丈夫ですよ。
怖い顔でカンペを読んで司会するより、楽しく
幼稚園茶話会の司会進行のコツ
あまり堅苦しい雰囲気にならないように、司会進行をするときには
・ゆっくり、はっきり話すようにする
・できるだけカンペを見ず、顔を上げて話す
・明るい声になるように笑顔で話すようにする
ということを心がけるといいですよ。
わたしなどは元々早口なので、司会進行のときなどはさらに緊張してすごく早口になってしまうんですね。
早口になると何を言ってるか聞き取りにくくなるというデメリットもあります。
なので、話すときはゆっくり、はっきりと話すように心がけるだけでもだいぶ違いますよ。
聞き手が聞き取りやすいスピードは1分間に300文字程度で、これはNHKのアナウンサーの話すスピードだそうです。
NHKニュースなどで参考になさってみてください。
また、カンペを見ながら話すとどうしても下を向きがちで、声がくぐもってしまいがちです。
できるだけカンペを見ずに顔を上げて話すようにするといいですね。
あと、笑顔で話すようにすると、声も明るくなるし、楽しい雰囲気になりますのでさらに良しです。
口角を上げるよう心掛けるとグッと好印象になりますよ。
なお、幼稚園の卒園に当たって茶話会を行う園もあるそうですね。
幼稚園の謝恩会・お別れ会の司会進行についての記事もあるので、あわせて参考にしてみてくださいね。
幼稚園茶話会の例文
気さくな雰囲気作りが大事と言っても、園のクラス、父母会の行事なわけですから、最初の挨拶と終わりの挨拶は形式に則って行いたいもの。
例文を作っておくといいですよ。
茶話会の始めの挨拶と終わりの挨拶の例文を上げてみますね。
幼稚園茶話会最初の挨拶の例文
幼稚園茶話会の最初の挨拶で押さえたいポイントは、
・開会の言葉
・司会進行をする役員の自己紹介
・茶話会の目的と参加していただいたことへの感謝の言葉
を忘れないことですね。
あと、挨拶の後に
・茶話会のタイムスケジュール
・連絡事項
も合わせてお知らせておくと、第一子ママやその幼稚園に初めて子供を通わせたママでも何をするかわかりやすいですね。
茶話会の案内状や案内メールを送ってもプログラムまで記すことは少ないですから、最初に内容を把握してもらうといいですよ。
【例文1】
『これより☆☆組の茶話会を始めます。
(開会の言葉)
今日はお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。
短い時間ではありますが、☆☆組の親睦を深めることができればと思います。
(茶話会の目的&感謝の言葉)
本日司会進行役を務めさせていただきます○○△△(子供の名前)の母□□です。
よろしくお願いいたします。
(司会進行をする役員の自己紹介)
茶話会は2時間の予定で、全員の自己紹介の後にテーブルごとで歓談の時間を設けます。
大体歓談の時間が半分過ぎたくらいで席替えの声掛けをしますので、役員が声を掛けたら先ほど引いていただいたくじの裏面とテーブルの座席表を見て席替えをお願いします。
(茶話会のタイムスケジュールと連絡事項)
では、さっそくですが最初の自己紹介から始めます。
1番テーブルのくじ番号1番のママからお願いします』
【例文2】
『本日はお忙しい中☆☆組の茶話会にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
(感謝の言葉)
これより☆☆組茶話会を始めます。
(開会の言葉)
本日司会をさせていただくことになりました、今年度のクラス役員の○○□□です。
初めての司会ということで緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。
(司会進行をする役員の自己紹介)
子供達も幼稚園に慣れた頃だと思いますので、今日の茶話会を機にママ同士も親睦を深められたらいいなと思います。
(茶話会の目的)
最初の自己紹介の後、テーブルごとの歓談の時間となり、途中で1度席替えをします。
時間が2時間と限られていますので、役員が声を掛けましたら先ほどのくじとテーブルの座席表を参考に、速やかに席の移動をお願いします。
(茶話会のタイムスケジュールと連絡事項)
それでは、さっそく最初の自己紹介から始めます。
1番テーブルのくじ番号1番のママから自己紹介をお願いします』
一般的な集まりでは司会進行役の自己紹介があるので例文には入れていますが、実は上の子の園では司会進行役の自己紹介ってなかったんですよね。
スタートは11時半からでーすという感じで、揃わなくても始めちゃってるようなゆるーい感じだったので、参加するほうも気が楽でした。
園のカラーやプログラムに合わせてアレンジして使ってみてくださいね。
幼稚園茶話会終わりの挨拶の例文
幼稚園茶話会の終わりの挨拶のポイントは、
・閉会の言葉
・滞りなく茶話会を終えたことへの感謝の言葉
・これからの園生活へ向けて一言
・連絡事項(あれば)
があればOK。
こちらも2パターン例文を載せますので、アレンジして使ってみてくださいね。
【例文1】
『それでは、お時間となりましたので、本日の茶話会はお開きとさせていただきます。
(閉会の言葉)
慣れない司会進行役でしたが、みなさんのご協力のおかげで楽しい茶話会となりました。
ありがとうございました。
(滞りなく茶話会を終えたことへの感謝の言葉)
子供達の幼稚園生活をより充実したものにできるよう、助け合っていきましょう。
(これからの園生活へ向けて一言)
帰る前に椅子の片づけとゴミ集めの協力をお願いします。
(連絡事項)
本日はありがとうございました。』
【例文2】
『閉会の時間となりましたので、これにて茶話会を終了させていただきます。
(閉会の言葉)
拙い司会でしたが、温かく見守ってくださりありがとうございました。
また、椅子出しや席替えなど、準備や進行にご協力いただき、本当にありがとうございました。
(滞りなく茶話会を終えたことへの感謝の言葉)
これから卒園までの3年間、子供達と一緒にわたし達もともに楽しんでいきましょう。
(これからの園生活へ向けて一言)
席札は忘れ物の確認を兼ねて役員が回収しますので、テーブルに置いておいてください。
(連絡事項)
本日はありがとうございました。』
幼稚園の茶話会では名札を忘れずに!
幼稚園で最初の茶話会では、まだお互いに名前を憶えていない状態であることが多いです。
せっかく話が合ってきたけど、そういえばママの名前ド忘れしちゃったとか、女の子ママなのは知ってるけど名前何ちゃんだっけ? となることもあります。
なので、茶話会では必ず名前を忘れないようにしましょう!
ネームタグの着用を義務化している園もありますが、子供と親どちらかの名前しか書いていない園も多いですよね。
親子両方の名前がわかるようにネームタグに母(または子供)の名前がわかるようにシールやカードなどをつける、席札を立てるなどの工夫をするといいですよ。
まとめ
幼稚園の茶話会(親睦会・懇親会)の司会進行についてまとめました。
幼稚園の茶話会はママ同士の親睦を図るためのものなので、あまり失敗しないようにと気負いすぎなくてもOK。
段取りをうまくしようと頑張りすぎるよりも、明るい声ではっきりゆっくり話すことなど、基本的なところを押さえておけば大丈夫です。
また、幼稚園の新入園・年度が変わってばかりの茶話会ということで、まだ名前と顔が一致しないこともあるので、名札や席札などで親子の名前がわかるように工夫しましょう。
素敵な茶話会になるといいですね。
幼稚園の役員の仕事の進め方については別の記事も書いていますので、合わせて参考にしていただけるとうれしいです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。