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幼稚園の役員の仕事の進め方。話し合いのコツをおさえよう!

学校・園行事

幼稚園の役員の仕事内容は様々ですが、基本的に役員同士で話し合いで決めてから行うことがほとんど。
例年やり方の決まっている行事の手伝いなどは問題にならないのですが、話し合いが必要な内容でモメて険悪になってしまうこともあります。

せっかく子供達の園生活のためにと役員を引き受けたのに、もめたり仕事がはかどらなくて何度も打ち合わせがあったりというのは大変ですよね。
幼稚園の役員の仕事の進め方、特に話し合いをするときのコツについて、実際の経験を交えながらまとめます。

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幼稚園の役員の仕事の進め方

幼稚園の役員の仕事内容は様々で、園によっても異なります。

参考までに、こちらの記事で役員の仕事内容についても簡単に触れています。
https://smilediary.net/school-event/post-2170

過去の資料や資材が残っているので、そちらを参考にし使えるものは使いながらという形で行われることが多いですね。
行事の手伝いなどある程度段取りが例年決まっているものは粛々とその通りにやれば問題が起こることはないです。

ですが、困ってしまうのが役員で話し合いが必要になる内容。

・夏祭りでやるゲームの内容
・バザーの景品
・お遊戯会衣装の作り方(先生のデッサン画から衣装サンプルを作るなど)
・謝恩会の出し物(園児、親など)

例年決まったものから選べればいいのですが、予算が変わったり目新しいものをと先生やほかの保護者から要望があったりと、例年通りできない場合もあるんですよね。
このような話し合いが必要な内容の場合、役員にもいろいろな考えの方がいるため、まとめるのが大変なケースも。

・よりよい園生活を送ってほしいからとアイディアを出して改善していく方
・できるだけ仕事を減らしたいからと簡略化しようとする方
・自分のアイディアを押し通したい方
・役員の中が悪くなるのは嫌だからと波風立てないことが最優先の方
・自分の代で変わったことをしてクレームを言われるのが嫌だからと例年のやり方に固執する方

などなど、考え方はいろいろなため、一筋縄ではいかないこともあります。

また、役員同士が仲がいい場合『じゃあ次の打ち合わせまでにみんなで考えてきて、そのとき決めればいいよねー』なんてズルズル結論を先延ばしにしておしゃべりに花が咲いてしまうことも。
わたしもおしゃべりは嫌いではありませんが、役員の仕事と称して何度も呼び出されてただの雑談で終わりというのは時間がもったいなさすぎてイライラしてしまうこともありました。

もっと効率的にやろうと言っても、『えーそんなにあくせくやらなくてもよくない?』と微妙な空気になったり、『それまでの慣習があるし』と上の子を卒園させているママから反発されたりすることもあるんですよね。
実際にわたしが役員をしているときにも『それは今までやってないし~』と言われるケースも何度もありました。

なので、あまり仕切り屋っぽくならないようにしながら、できるだけ効率よく話し合いをできるように誘導できるといいですよ。

話し合いを役員でするときのコツ

幼稚園の役員の仕事で話し合いをする場合にいくつか注意するポイントをまとめてみますね。

・話し合いの目的を意識して進めること
・様々な意見を出しやすい環境にすること
・少数意見を切り捨てないこと
・意見が異なる人の人格を否定しないこと

では、細かく各項目を見ていきましょう。

話し合いの目的を意識して進めること

幼稚園ママは預かり保育の充実した園ではフルタイムで働くママもいますが、パートや専業主婦といった時間に余裕のあるママが多いです。
そのため、話し合いも何となくダラダラ進めてしまい、目的意識が低いまま雑談になってしまうことも。

それが楽しいと思える方ならいいですが、役員の仕事だけをサクサク進めたい方には苦痛ですよね。
なので、話し合いの最初に目的をしっかり伝え、共有してから始めるようにしたいですね。

幼稚園の役員の場合は同学年の子のママが少人数で行う場合が多く、議長や進行役といったまとめ役を置いて打ち合わせを進めることはほぼないです。
ですが、『今日は〇〇を決めるために集まったんだよね』と話し合いが始まる前にそれとなく前振りをすることで、話がスムーズに進みやすくなります。

また、ダラダラ話し合いが続くのが嫌…という場合には『お迎えの時間もあるし、〇時までには終わらせたいね』などと最初に終了時間を提案しておくのも一つの手ですよ。

様々な意見を出しやすい環境にすること

例年の仕事の進め方は過去の資料などもあり大体決まっていることが多いですが、改善したいと意見を出す方もいます。
それを『また新しいことをするのは面倒』など、切り捨ててしまうのはもったいないです。
陰で『本当はこうしたかったのに意見も出せない雰囲気だった』などと不満が出るようなことのないよう、様々な意見を出しやすい雰囲気にしたいですね。

わたしの場合は『友達の園はこうだったよ』とか、下の子の園の役員のときは『上の子の園ではこうしてたよ』とか、いろいろなやり方があることを最初にアナウンス。
その上で、『じゃあどうしようか?』という問いかけをするようにしていましたね。
最初から一つの結論を出そうとするより、様々な案が出たほうがよい案は出やすいですよ。

少数意見を切り捨てないこと

複数の人間で物事を決めるときの原則は多数決ですが、人数が多いからと少数意見を聞かずに切り捨てるとしこりが残ります。
少数意見でも上の子の役員経験者の意見などは有益なこともあります。
作業負担が多くなる意見で『そこまでやらなくても…』と思っても、理由を聞けば後の作業の簡略化につながる場合もありますし。

少数意見を言うのにはそれなりに勇気が要ります。
ちゃんと話を聞いたうえで採用されなかったというのと頭ごなしに否定されるのとでは、少数意見を出した方の心証も変わってきますよね。
なぜそう思うのかを拾い上げてみると、それまで考えてもみなかった意見が新たに出てくる可能性もありますしね。

意見が異なる人の人格を否定しないこと

例えば、『もっとこうしたら楽になるよ』という意見があったとき。
『アナタ仕事してなくて時間あるくせに手抜きしたいとかヒドくない?』とか、『例年のやり方変えるなんて逆に面倒だよ、空気読めないよね』というような否定の仕方はよくないです。

その意見を出した方も手抜きしたいのではなく、その作業を楽にすることで別の作業に時間を割きたいという考えかもしれません。
何より、役員の仕事をするという目的で集まって話し合いをしているのに、考え方が違うからと人格を否定されれば相手も傷つきます。

実際に口にしなくても相手にはそういう考え方は伝わってしまうもの。
意見が異なるときも相手を頭ごなしに否定するのではなく、そういう意見もあるよねと認めたうえで、自分の意見やそう考える理由を話すようにすると建設的な話し合いができますよ。

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まとめ

幼稚園の役員の仕事の進め方、特に話し合いのコツについてまとめました。

幼稚園の役員ってボランティアですし、あまり効率的にやろうとか、今までのやり方を変えようというのは好まれないことが多いです。
ですが、話し合いと称してダラダラと世間話をするより、しっかりメリハリをつけて仕事は仕事できっちり進めたほうが効率がいいですよね。

仲良しグループだから苦にならないという方もいますが、仕事は仕事、世間話は世間話でメリハリをつけたい人は、ギスギスしない範囲で効率的に仕事を進めるようにした方がストレスはたまらないですよ。

また、園にもよりますが、役員の仕事は同学年ママと一緒に行うことが多く、仕切ってまとめようとすると『何あの人張り切っててイタい』とか陰口をたたかれてしまうこともあります。
あまり押しつけがましくなく、さらりと『〇時までに終わらせたいね』とか、『こういうやり方もあるけどどう思う?』とか、話し合いを活発にする働きかけをするといいですよ。

なお、役員の仕事でラインを使うときに心がけるべきことを別の記事にまとめているので、あわせて参考にしていただけるとうれしいです。
https://smilediary.net/school-event/post-5257

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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