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幼稚園バザーで売れ残りを減らす方法。提供品や手作り品のルール作りで工夫しよう!

学校・園行事

幼稚園バザーで困るのが提供品や手作り品の売れ残り。
取っておいて翌年に売る園でも保管場所にも限りがありますし、実際に売れ残ったものって翌年に出しても売れないんですよね。
手作り品などは特に処分するのは心苦しいですし、できるだけ綺麗に売りつくしたいところです。

売れ残りを防ぐというと値段付けや陳列などのブース作りにまず目が行きますが、実は提供品や手作り品を集める前の一工夫でグッと売れ残りを減らすことができるんですよ。

今回は、幼稚園バザーで売れ残りを減らす、提供品や手作り品の提出ルール作りについて、実際にバザー委員をした経験を交えつつまとめます。

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幼稚園バザーで売れ残りを減らすには事前のルール作りが大事!

幼稚園バザーで売れ残りを減らすというと、値段付けや売り方の工夫にまず思いが行きますが、実は売り場に出すもののクオリティを上げることが重要なんです。

実際に幼稚園バザーの売れ残りで多いものを見てみると分かりやすいですよ。
幼稚園バザーの売れ残りで多いものは次の通りです。

・使用感の強い古着・古本
あまり汚れや傷みががひどい古着や古本は売れ残ってしまうことが多いです。
※幼稚園の指定品であれば多少の使用感があっても売れることがあります。

・ハッピーセットなどのおまけのおもちゃ、社名入りのノベルティグッズなどの販促品
これは公立園に通う友達に聞いた話ですが、明らかにハッピーセットのおまけなどタダでもらえるおもちゃや社名入りのタオルなどは残ってしまうそう。
そもそも、元々タダでもらえるものにお金を払うというのに抵抗がある方も多いです。

・デザイン・出来がよくない手作り品、需要がない手作り品
一生懸命作った手作り品でも、生地が子供受けじゃなかったり、明らかに出来栄えがよくないものは売れ残ってしまいます。
また、あまり需要のないものを作っても売れ残ってしまうケースが多いです。

バザーだと手ごろな価格のものが多いですが、実際に安かったとしても『お金を払ってほしい』と思えないものにはお金を出さないですよね。
なので、手作り品や提供品を募る段階で買いたいと思わないものを提出時に減らすと、売れ残りリスクを減らせますよ。

次の章から具体的に提供品・手作り品のルールについて見ていきましょう。

幼稚園バザーでは提供品のルールを事前にきっちり伝えておこう

年少さんや引っ越してきて初めて幼稚園バザーに参加する方などは、特に幼稚園バザーで出すものがどんなものがいいか迷う方も多いです。
バザーなんだし、不用品を出せばいいんだよねーと使用感の強いものを出す人も実際にいます。

なので、事前に提供品のルールをしっかり周知しておくといいですよ。
売れ残りを減らすこともできますし、ルールを明確にすることで他のママとの不公平感が出ることも減ります。
事前にルールを知らせておくことで、ルールに合わないものを受け付けなくてもトラブルになりにくいというメリットもあります。

幼稚園バザーに出す提供品のルールでは次のようなことを周知するとわかりやすいです。

・個数
一人1個以上お気持ちでという園もあれば5個以上など、園によってまちまちです。
2個以上提出の園で兄弟児や双子で兄弟で在園児が2名以上いる場合は、一人2個→兄弟で在園児のいる家庭では3個とするなど、負担が重くなりすぎないよう配慮したいところですね。

・品物の種類、詳細
市価1,000円以上のものを2点など、明確なルールを作ると不公平感が出にくいですし、出す方も分かりやすいです。

ただ、こうすると『市価2,000円の陶器1点で2点分にしてくれない?』なんて言ってくる方もいます。
子供の通った園では、こうした合算(?)を認めて提供品の点数が少なくなると困るので、NGとしていました。
小さいジュースの贈答品をばらして、1本100円カウントで10本ずつ袋に分けて出す方もいましたよ。

ちなみに、『たくさんお中元もらうけど飲まないから箱単位で出しちゃうわー』と3,000円くらいのビールのセットを2つ3つ出しちゃう太っ腹なママさんもいました。
バザーの売上は経費を差し引いて園へ寄付することになっていますし、最低市価はあっても上限はないので、有り難くお引き受けしました。
お世話になっている園に多く寄付できるに越したことはないですしね。

・出してはいけないもの
あまり売れないものをたくさん集めても売れ残って処分に困ってしまいますので、事前に出してはいけないものとして周知しておくといいですよ。
うちの子が通っていた園では、ハッピーセットなどのおもちゃや社名入りのノベルティグッズは禁止としていました。
集めている方もいるかもですが、本来無料だったものを買うことに抵抗がある方もいますしね(私自身もなんかセコい気がしてイヤです)。

厳密に言うと無料ではないものの、懸賞で当たるプレミア物もありますよね。
逆にこうした人気のものは係の人が先に買ってしまったり、後で買おうと裏に隠してしまったりとトラブルになることも。
面白味は無いかもしれませんが、一律禁止としておくとトラブルになりにくいです。

また、うちの子の園では園使用品以外は基本的に新品のみという決まりがありました。
ただ、それまでの幼稚園バザーの慣習や保護者の雰囲気などで状態のいい中古品が出ている場合、急に中古品を不可とすると不満が出ることも。

『使用感の強いもの・汚れや傷があるものはNG』と一言書いておくだけで、状態が悪いものが出されることは防げます。
例年の慣習や保護者の雰囲気を見て、急に負担感が強くなるようなルール作りは避けた方が無難ですね。

食品・飲料は未開封のものであることは当然ですが、バザーの日から賞味期限が1ヶ月未満のものはNGとしておくといいです。
できれば3ヶ月以上賞味期限があるものとした方が安心感はありますよね。

賞味期限が3ヶ月未満のものは『賞味期限が近い特価品』など分かりやすく表示して出しておくとクレームを減らせます。
買ってすぐに食べる方ばかりではないですから、賞味期限に余裕があるものを提供してもらうようにしましょう。

幼稚園バザーの手作り品ルールについて

負担感の少ないルール作りを心がけよう!

幼稚園バザーの手作り品って売れ残ってしまいがち。
子供向けの園使用品は売れますが、子供の通った園では例年バザー終了間際に手作り品のブース担当がカゴに売れ残りを入れてお手伝いママに出張営業しているのを何度も見ました。
布で作ったコースターとか、丁寧に作られたものでも10円で投げ売りされているのを見るといたたまれなくなってしまうことも。

せっかく一生懸命作ってもらったものを終了間際に10円などで投げ売りするのは売り場担当の方も心苦しいし、何より作ったママがそれを見たら辛いですよね。
負担感が少ないルールを作るようにすると、こうしたジレンマも防げます。

手作り品提出義務をなくす方法

手作り品提出の義務をなくすというのも一つの方法です。
例年手作り品1点、提供品2点としていたところを、手作り品と提供品と合わせて合計3点(手作り品ゼロ、提供品3点でもOK)とするなど。
その場合も、合計提出点数は揃えるなど不公平感が出にくい配慮は必要です。

また、手作り品提出義務をなくすことで、例年より急激に手作り品が少なくなりブースが立ち行かない…となる可能性もあります。
バザー委員だけは全員提供品ではなく手作り品提出をする、ハンドメイドが好きなママには手作り品提出をお願いするなどの工夫が必要になることも。

ただ、幼稚園によってはハンドメイドが得意なママさんや下の子がいて園行事の手伝いが難しいママさんに、バザーの手作り係として手作りのおもちゃや工作などを担っていただく園もあります。
子供の通っていた園ではバザー委員とは別に手作り係の方にお願いすることになっていて、年度開始早々からコツコツ制作に取り組んだり、集まって作業したりしていました。

ハンドメイド作品をたくさん出す方にさらに手作り品の提出を義務とすると、手作り係の負担が重すぎると翌年度からの係のなり手がいなくなってしまうことも。
一部の手作りが苦手な方に配慮するあまり、他の方にしわ寄せが行く形になるのは避けなくてはいけません。
手作り品提出義務をなくした場合のメリット・デメリットも考えた上で判断するといいですね。

簡単な手作り品でも数多く出せばOKとする方法

手作り品が例年人気のある園の場合は手作り品ゼロにするのは難しいかもしれません。
その場合でも、作るのが簡単なものをたくさん提出すればOKとすると、負担感を減らすことができます。

簡単に作れるものの最たるものは雑巾。
粗品などでもらう薄いタオルがあれば2枚作れますし、雑巾なら縫い目がガタガタでも気にする人はほとんどいません。

雑巾は手縫いでも作れますし、ミシンを使えば1時間で10枚くらいササッと作れます。
極端な話、100均で買った雑巾を提供品として出すという荒業もできます(バレると恥ずかしいので、既製品らしいループや名前欄などのないシンプルなものを買うのがコツです…)。

簡単にできるものの場合は、他の手の込んだ品物より数多く作るようにすれば、手の込んだ手作り品を作ってくる他のママさんからの不公平感が少なくなります。
実際にどのようなものが簡単か、どれくらい作ればいいかは、手作り品のカウント方法のルールを表にするとわかりやすいですよ。

手作り品カウント表を作ろう!

例えば、くるみボタンのヘアゴム1つとランチョンマットと巾着のセットだと手間も材料費も違うのに、同じ1点とするのはやはり不公平感が出てしまいます。
なので、手作り品カウント表を作ってルールを明確にすることをオススメします。

うちの子の通った園では提供品同様、合計1,000円で1点分という計算で、一人1点以上提出する決まりでした。
例年使われている手作り品参考価格表があり、とても便利でしたよ。

こんな感じです。

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手作り品参考価格表

園使用品その他値段
お弁当3点セット
(お弁当袋・ランチョンマット【25センチ×35センチ】・コップ袋)
 700円
レッスンバッグ
お弁当2点セット
(お弁当袋・ランチョンマット【25センチ×35センチ】またはコップ袋)
行事2点セット
(子供用エプロン・三角巾)
小学校給食2点セット
(ランチョンマット【40センチ×60センチ】・巾着袋)
500円
上履き袋
着替え袋
子供用エプロン
 400円
お弁当袋移動ポケット300円
コップ袋
ランチョンマット【25センチ×35センチ】または【40センチ×60センチ】
ループタオル
ティッシュケース(子供用ミニサイズ)
ビーズネックレス(子供用)
200円
三角巾
マスク
水筒紐カバー
雑巾(5枚)
シュシュ・くるみボタンなどのヘアゴム
ビーズ指輪(子供用)
100円

※表にないものの参考価格は各クラスのバザー委員に相談してください
※この表の価格はあくまで参考価格であり、実際の販売価格とは異なることがありますのでご了承ください

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バザーの手作り品提出時に絵本袋(500円)+上履き袋(400円)+マスク(100円)で1点分など、1,000円分になるように計算して作って出すという方式です。

上の表はあくまで一例ですので、実際にお子さんの通う幼稚園バザーで人気のあるものを追加したり、それまでの販売価格などを参考にして表を作ってみると便利ですよ。
また、算定方法と参考価格が必ずしも同じではない場合はカウント表と価格表を2つ作る、手間を考えて註をつけるなど、適宜アレンジしてみてくださいね。

例)・雑巾は参考価格は5枚100円だが、カウント時は5枚で200円分とカウントする(作る手間を考えて提出分は半分でOK)
・レッスンバッグで裏布あり、上履き袋、お弁当袋、着替え袋では布切り替え有だと+100円としてカウントする(売れやすくなるためプラスオプション)など

参考価格表で事前にどれくらいの価格で売られるかを知らせてあれば、『一生懸命作ったのにこんな安値で売られるなんて』と不満が出るのを防ぐことができます。
参考価格だけでなく『この表の価格はあくまで参考価格であり、実際の販売価格とは異なることがありますのでご了承ください』など、値下げがある可能性がある旨を事前に知らせておくとさらにGOOD。

表にないものの参考価格はバザー委員と相談ということになっていましたが、表にないものはあまり売れないものということで、出している方はいませんでしたね。
参考価格表は売れやすいものを周知し売れ残りを防ぐという役割もあるんです。

お弁当セットや小学校給食セット、行事で使うエプロンと三角巾の2点セットなど、園生活や行事で使うもので同じ布で作るとより売れるものは、セットで価格をつけているものもあります。
どうせ作るなら売れる方がいいですし、事前にセットで作る方法があるよーと書いておく方が布を買うときに無駄がないように計算して買えるのではという配慮でもあります。

基本的に園使用品の人気が高いですが、来年度入学の年長さんママや卒園児がいるママには小学生向けの小学校給食セットや移動ポケット、女の子ママにはヘアゴムなども人気があります。
ビーズアクセサリーは親よりも女の子に人気がありましたよ。

幼稚園バザーで著作権侵害もありえる?

手作り品で注意したいのが、版権物の布を使っての手作り
著作権が一部非親告罪になったこともあり、キャラクターものの生地を使った手作り品は一律禁止とする園もあります。

実際にボランティア活動である幼稚園のバザーにいちいち著作権者が訴えを起こすことは考えにくいですが、法律的にはグレーゾーンです。
キャラクターものの生地はあくまで個人が自分達で使う範囲で売られているものなので、バザーで出店するのは避けるというルール作りをしておくと安心です。

とはいえ、自分達の代で変えて他のママからクレームが来るのが怖いという方もいるかもしれません。
その場合も、『できれば版権物は避けてください』というルール作りをしておき、翌年度の役員への引き継ぎ資料に著作権についての申し送りをしておくといいですよ。

なお、著作権が一部非親告罪となったことを受けて、幼稚園の謝恩会の音楽使用についてもこちらの記事で触れています。

キャラクターものでなくても子供が好きな色や柄の生地はたくさん売っていますから、心配の種を減らしたほうがいいよねーという方向にもっていけるといいですね。

手作りのお菓子・お惣菜について

例年手作りのお菓子やお惣菜の取り扱いがある、手作り料理の提供について保健所と相談をしているという園なら別ですが、手作りのお菓子もNGとしておくとトラブルになりにくいです。
事前回収が難しいので慌ただしくなりますし、少なくとも積極的にオススメはしません。

極端な話のようですが、食中毒が起こると翌年からバザー自体が中止になってしまうケースもありますので、慎重に判断するといいですよ。

バザーの出店でも生物(加熱していない物)は禁止など保健所での指導があるので、手作りのお菓子やお惣菜についても同様の注意を払っておく必要があります。
幼稚園バザーの食べ物の出店についてはこちらの記事でまとめています。

例年の慣習や保護者の雰囲気を踏まえたルール作りをしよう

上記に挙げたのはあくまで一例です。
あまり厳しいルールだと他の保護者の方の協力を得にくくなりますし、急激にルールを変えると他の保護者の方から反発が出て園生活をやりにくくなることもあり得ます。
例年の傾向や園の慣習などを踏まえてルール作りをするように心がけるといいですよ。

まとめ

今回は、幼稚園バザーで売れ残りを減らす提供品や手作り品の提出ルール作りについてまとめました。

幼稚園のバザーで売れ残りを減らすには、状態のいいものを提出してもらうことが大事です。
そのために、提供品・手作り品のルール作りをして、保護者の方に周知しておくといいですよ。

提供品はともかく、手作り品は時間がかかるので、できるだけ早めに手作り価格表・カウント表を配布しておくといいですよ。

幼稚園生活自体が初めてのママは、何を出したらいいかわからないという方も多いので、しっかりルール作りをしておいた方が出しやすいという面もあります。
ルールがあまり厳しすぎると不満が出ることもありますので、それまでの慣習や保護者の雰囲気を見ながら、柔軟なルール作りをしたいですね。

また、それまでルールが周知されていない園では、急に手作りカウント表などを出すと不満が出ることも。
父母会・PTAにはノータッチですという園もありますが、子供の担任の先生かできればベテランの先生にさらっと相談してみると、いいアイディアがもらえることもあります。

なお、もう提供品・手作り品を集めちゃったよーという方には、値段付けに工夫をして売り切る方法をオススメ。
ある程度状態のいいものを集められたとしても、値段が高いとどうしても売れ残ってしまいます。
なので、バザーに来場したお客様が欲しいと思えるお手頃な値段をつけるようにすればOKです。

バザーの値段付けについては、最初は市価の3割引~半額くらいの値段付けにとどめ、客足が減ってたら半額…など、段階を経て値下げをするといいですよ。
例年の資料に市価の3割引などルールを記載していることも多いです。

例年売れ残りが多く困っている場合は、少し安めの価格設定にするのもありです。
ただし、例年3割引のところを7割引にするなど極端な値つけをすると早々に売るものがなくなったり、翌年度も同じ価格設定を期待されてしまうことも。
食品など明らかに定価がわかるものの値段つけは触らず、値段の分かりにくいものだけ割引率を上げるなどの工夫をすると、翌年度の役員からクレームが出ないですよ。

あと、お得感があるからと『500円』『1000円』より『480円』『980円』と細かい値付けをすると、実際レジで計算するときに大変。
釣銭不足や計算ミスを避けるために客足の多いバザー開始当初は50円、100円単位の値段付けにしておき、値下げの際に80円単位の値段付けをしてお得感を演出するのも一つの方法です。

幼稚園バザーのレジ処理を考えた値札つけについても別の記事で触れています。
値下げや集計の手間も考えて値札をつけておくと後が楽なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

その他、幼稚園バザーについては様々な記事を書いているので、合わせて参考にしていただけるとうれしいです。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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