幼稚園バザーの手作り係は例年コーナー作りのために数ヶ月前から準備をする園も多いですよね。
バザー委員の手作り担当係の方の負担が重くならないよう、しっかりスケジュール管理をして臨みたいところです。
また、手作り品は作るのに時間がかかるだけでなく、完成品の保管場所も必要になるため、作る手順も意外と重要ですよ。
今回は、過去にバザー委員をしたときの経験を踏まえ、幼稚園バザーの手作り品を係で分担して作る園の場合にバザー委員が心がけるといいことや、スケジュール、商品管理についてまとめます。
幼稚園バザーの手作り品係で作るものは?
幼稚園バザーの手作り品は裁縫が苦手なママも増えているため、年々量が少なくなっているのが現実。
そのため、例年のボリュームを確保するため、手作り係の中でも制作班としてハンドメイドが得意なママを募って手作りコーナーの品物を作る園も多いです。
幼稚園バザーの手作り係で作る品物は次のようなものがあります。
・幼稚園入園準備品
(レッスンバッグ、上履き袋、着替え袋、お弁当・給食袋、ランチョンマット、コップ袋など)
・アクセサリー(シュシュ、髪ゴム、ビーズ製のティアラなど)
・リカちゃんやシルバニアファミリーなどの洋服
・おままごとセット(フェルトで作った食べ物、食器など)
・剣、盾
・メダル
・魔法のステッキ
実際にこれを全部作るというよりは、例年バザーで売れている定番のものを作るという感じですね。
また、手作り係全員で集まって作るというよりは、手芸班と工作班など、品物を分担して作ることが多いです。
というのも、それぞれの品物の制作過程の違いがあるためです。
レッスンバッグなどの手芸を行う場合は家でミシンを使って作ったほうが早いですし、スキマ時間に行うことができるので、小さい子がいるママでも可能。
サイズを指定してあれば大体同じサイズの物が作れますし、多少サイズが違っても布地の柄も異なるので(買い付けする場合も安いものを数種類買いますし、手持ちのものを寄付する方もいます)、必ずしも一緒に集まって作る必要がありません。
逆に、剣や魔法のステッキなどの工作で大量に同じものを作る場合は、一緒に作ったほうが質が均一になります。
例えば、剣を新聞紙を丸めて作るにしても、太さがあまりにも違うと強度が違ったりもするので、意外と同じように作るのって難しいんですよね。
園によっては担当の品物をそれぞれ決めて家でコツコツやるところもありますが、工作班はみんなで集まって和気あいあいという園も多いですよ。
幼稚園のバザー委員が心がけること
幼稚園のバザーは園によって構成が違いますが、手作り品、食品、ゲームなど、ブースごとに担当のバザー委員がいて、それぞれのブースごとにお手伝い係のママがいるという組織構成が多いです。
手作り品係の場合は事前の準備が必要なため、不公平感が出ない役割分担をすることが重要です。
例えば、制作係(手芸班と工作班などに分かれることが多い)と当日のレジ係と担当が分かれる場合。
意外とやってしまいがちなNG行動が、『手作りが苦手なAさんはレジ係、下の子がいるBさんは手芸班、Cさんは働いてないし社交的だから工作班』などと勝手に役割分担をしてしまうこと。
ママ友関係は実際に見えているより複雑で意外なママ同士がトラブっていたり、下の子がいるから手芸班の方が楽では…と思っても『家で夜中制作とかできない…』と負担を抱えさせてしまうこともあります。
過去に実際に手作りが苦手だからとレジ係に指名した方が、バザー当日に旦那様の急に出張で子供を預けるのは無理…となった年もあったそうで、代わりのママを見つけるのが大変だったと聞いています。
幼稚園のバザーはママ同士の親睦を深める意味合いもあるので、効率だけを考えるのではなく係のママが気持ちよく仕事できる環境を作ることを心がける必要があります。
特に、手作り品係の場合は他のブースより長いスパンで一緒に仕事をすることがあるので、不公平感や押しつけ感があると作業が進まなくなったり、制作の日に来てくれなかったりというトラブルに発展することも。
もちろん自分の担当するブースのお手伝い係の方に負担が少なくなるように配慮するのは大事ですが、幼稚園の委員、役員はあくまで在園児ママの代表であり、他のママ達と対等な関係であることを忘れないようにしたいところです。
効率のいい提案、負担の少ない提案はしつつも、提案を受け入れるかどうかは別問題ということを頭に入れておくと『こうした方がいいと思ってせっかく提案したのに…』と後で思い悩むことがなくなりますよ。
幼稚園バザーは子供が喜ぶ顔を見たくてやる親のボランティア活動であり、効率最優先の仕事とは別物ですから、気負いすぎないで楽しくやれる方法を考えましょう。
バザー委員の仕事は大変で効率を重視するとつい『こうしたほうがいいよ!』と言ってしまいたくなりますが、押しつけではなくフラットな提案をするような関係性を大事にすると、バザーが終わった後の係の連帯感も高まり『大変だったけど楽しかったね!』と満足度の高いバザーになりますよ。
幼稚園バザーはスケジュールや商品管理が大事!
幼稚園バザーの手作り係はスケジュール管理がとても大事です。
まず、手作り品の完成のためのスケジュール。
子供の急病などでスケジュールが遅れることもありますので、余裕をもって行う方が安心です。
行事がない日など園の施設を借りて制作をする場合は、他の係が園の施設利用希望を出していると使えないこともあります。
ただ、不必要に日程だけ増やすと係の人から仕事が多いというクレームが出るだけでなく、他の係から施設が使えないとクレームが出ることも。
園の施設をお借りする場合は、余裕を持たせながらも不必要にスケジュールを押さえすぎないようにする配慮も必要です。
また、完成した手作り品の保管についての配慮も必要です。
もちろん、幼稚園に収納量に余裕のある倉庫がある場合はいいですが、そういう園ばかりではないですよね。
バザー準備期間になれば幼稚園に持っていくことになりますが、それまでに完成させたものは誰かの家に保管することになります。
手芸班の場合は場所を取らないため保管場所の心配もさほどありませんが、困るのが工作班。
剣などは子供が完成したおもちゃを見つけて振り回して壊してしまう可能性もあり、どなたかの家で保管する期間が長ければ長いほどリスクも高くなります。
そのため、できるだけ完成品の状態での保管期間が長くならないように工夫しましょう。
例えば、場所を取る剣やステッキは、パーツの状態で隠してあると場所も取らないですし気づかれる可能性が低くなります。
パーツの状態ならもし子供に見つかっていくつかダメにしてしまっても、再度作り直す手間は完成品の状態のものより格段に少ないですしね。
できれば幼稚園バザーの手作り品は仕上げ直前の段階のものを早めに作っておき、幼稚園のバザー準備期間が近づいてから完成させるといいですよ。
まとめ
幼稚園バザーの手作り品を係で分担して作る園の場合にバザー委員が心がけるといいことや、スケジュール、商品管理についてまとめました。
幼稚園バザーの手作り品係は、他のブースと違って手作りに時間がかかったり、完成品の保管なども必要なため、スケジュールや商品管理の必要があり大変な仕事です。
また、役割分担も係の方の器用さや下の子がいるかどうか、仕事をしているかなど様々な点を考慮して、不公平感や押しつけ感が出ないように選んでいただくといいですよ。
なお、幼稚園バザーについては別の記事もまとめていますので、あわせて参考にしていただけるとうれしいです。
幼稚園バザーのレジ係は、手作り品のように価格がまちまちだったり値下げがあるブースは特に大変。
値札のつけ方など効率のいいやり方をチェックしてみてくださいね。
https://smilediary.net/school-event/post-5717
その他、幼稚園バザーについては様々な記事があるので、参考になさってみてくださいね。
https://smilediary.net/summary/post-5836
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。