幼稚園のお遊戯会の衣装を手作りする園の場合、ママの負担が大変。
手作りが苦手なわたしも上の子の園では睡眠時間を削り、裁縫が得意なママの家に行って教えてもらいながら一生懸命衣装づくりをしたものです。
今回は、幼稚園のお遊戯会の衣装作りについて、できるだけ簡単に作る方法やお裁縫が全くできない人の対処方法をまとめます。
幼稚園のお遊戯会の衣装作りは大変!
幼稚園のお遊戯会の衣装作りは園によって作るレベルが異なりますが、型紙起こしから保護者が担当する園もあれば、名札をつけるだけの園もあります。
うちは2人の子供を違う幼稚園に通わせていて、下の子の園は園でほとんど衣装の下地を作ってくれていて、保護者は裾上げや仕上げレベル。
ですが、上の子の園のお遊戯会の衣装はクラス役員さんが先生のイメージ画から型紙を起こして作っていました。
地域の集会所を借りて、ママたちが集まり布を裁断するところまではするものの、それからは個々で衣装を作ることになっていましたね。
ちなみに、作る衣装のレベル(アイテム)も園によってまちまちですね。
うちは上の子が男の子だったので、衣装と言ってもベストとズボン、スモック、帽子とマントなどの簡単なものが多かったんですが。
女の子の衣装はドレスが多かったので、スカートにドレープを入れたりレースをつけたり、髪飾りを作ったり、売り物のようなドレスを作ったりしていました。
元々裁縫が得意なママさんならいざしらず、わたしはかなり不器用なので、毎年何とかかんとか提出日に滑り込むような感じでした。
お遊戯会の衣装だとサテンなど普段あまり扱わない生地を扱うこともあって、ミシンの調子が合わないだけでテンパったりしてましたね…。
夜中に作業していても下の子の夜泣きで中断しちゃうし、そもそも夜中だと困ったときに相談もできなくて、本当に大変でした。
お遊戯会の衣装を簡単にする方法
幼稚園のお遊戯会の衣装を簡単にする方法は2つあります。
幼稚園のお遊戯会の衣装自体を簡単なものにすることと、お遊戯会の衣装作りで他のママと協力体制を整えることです。
お遊戯会の衣装を簡単なものにする
お遊戯会の衣装自体を簡単なものにしてしまえば、衣装作りも大変ではなくなります。
・お遊戯会の衣装をカラーポリ袋を使って作る
・既製品にワンポイントアクセントをつける
・帽子やマントなどのアイテムを作るだけにする
などの方法があります。
ただ、実際にはお遊戯会の衣装作りには園によって慣習があるところも多いです。
保護者からも『お姉ちゃんのときは可愛いドレスだったのに、妹はカラーポリの衣装なんて嫌!』という反対意見が出ることもあります。
また、保護者からの意見を受けつけない雰囲気の園もあります。
実際に、上の子の園では、衣装作りは先生とクラス役員とで試作品を作るという決まりがあったので、役員をしていないママが意見を出す機会はなかったんですね。
意見を出す機会はいただけるものの例年聞いてもらえたためしがないそうで(卒園児ママから聞いたことがあります)。
衣装作りに不満があるなら自分もクラス役員としてある程度園に協力する必要がありましたが、実際に下の子がいてはできませんでした。
例年クラス役員が型紙を起こすこと、お裁縫が苦手なわたしには。
なので、お遊戯会の衣装は手作りでと決まっている園の場合は特に労力が必要です。
伝統・慣習を変えるためには先生に提案をする前に在園児のママ(保護者)を味方にしてからにしてくださいね。
でないと頓挫してその後の園生活で浮いてしまう可能性もあります。
他のママさんを味方にするなど事前の根回しをしっかりしてから、複数の役員さん連名で意見を出すなどしてみてくださいね。
あと、下の子の園は幼稚園で衣装を準備してくれる園だったんですが、その衣装を見てなるほどと感心しました。
ベース衣装(シンプルなノースリーブドレス、シャツなど)にオプションパーツをつけて印象を変えていたんです。
・袖のパーツだけを縫い付ける(主に女の子の衣装。共布でパブスリーブ、透けのある生地でドレッシーにするなどのアレンジ)
・下に白いロングスカートを重ね履き(外側のドレスはピンクなどの華やかな色)で、正面をつまんで縫いドレープを作りお姫様風にアレンジ
ちなみに、衣装の飾り(スパンコールリボンやワッペンなど)は両面テープで貼り付けてましたね。
省力化&再利用のための知恵だなあと感心しました。
いきなりそれまで衣装をすべて手作りしていた園でカラーポリ袋の衣装にしよう! と言うと抵抗があるかもしれません。
ですが、衣装の作り方を既製品のような完成度のものにするのではなく、基本パーツ+飾り付けという形で簡単に作れるようにしようという提案だと受け入れてもらいやすいかもしれませんよ。
お遊戯会の衣装作りのサポート体制を整える
実際にそれまでの伝統を変えるのは難しいし、手作りは大変だけどやっぱり出来栄えは可愛いから頑張りたい! という方もいますよね。
わたしも裁縫は苦手と言いながら、実際に出来上がった衣装を着た息子を見るとうれしかったですし。
衣装自体は簡単に作れるようにならなくても、手伝ってくれる方がいればいける! という方の場合は、同じクラスのママと協力体制を整えるといいですよ。
お友達の園では、『お遊戯会衣装作りの会』として集会所を数回借りて、完成まで参加して作るそうです。
一人ではできなくても協力しあって教えてもらいながらならできるという方は、役員さんにこうした会を開いてもらえないかお願いしてみるのもいいですね。
みんなに声をかけると場所を借りないといけないし、大ごとになると恥ずかしいという場合は、お裁縫が得意なママを自宅に呼んで衣装作りの会を開くのもアリですよ。
下の子がいるおうちなどは特に、下の子同士遊ばせるママと衣装を作るママというように役割分担をしながら作ることもできます。
同じクラスのママに声をかけてみると、意外と1人や2人お裁縫が得意というママがいるものです。
それまで話したことがないママでも、これを機に仲良くなれればいいですね。
おしゃべりをしながらやると楽しいし、衣装作りもはかどりますよ。
お遊戯会が衣装が作れない場合の対処法
お裁縫が全く苦手だったり、働いていて時間がない、体調不良で送迎が手一杯、という、どうしてもお遊戯会の衣装を作れないという方もいますよね。
そういう場合は他の方に頼むよりほかありません。
・お裁縫が得意なママ友
・お裁縫が得意な家族(母、義母、姉妹など)
・衣装製作代行業者
などなど、選択肢は様々です。
ただ、お遊戯会の衣装作りのスケジュールは意外とタイト。
うちの上の子の園の場合は、だいたい型紙をもらってから10日から2週間程度で仕上げることになっていました。
同じ園に通っているお子さんがいるママ友に頼む場合は、相手のお子さんの衣装作りのスケジュールもありますので、早めに依頼しましょう。
お裁縫が得意なママでも時間がない中での衣装作りには負担感がありますから、お礼はしっかりしましょうね。
また、衣装製作代行業者に頼む場合、日にちに余裕をもって依頼したいところです。
衣装作りの代行業者さんは型紙、生地等衣装の材料が業者さんに届いてから2週間前後程度の製作時間がかかるところが多いです。
(上の子の園のスケジュールだと注文したくても間に合いませんでしたね…)。
衣装が届くまでの時間もかかることですし、注文が立て込めばさらに日数を要しますので注意してくださいね。
衣装の手作りを請け負ってくれる業者さんをいくつかご紹介します。
HonnyBee
静岡県焼津市の手作り代行&衣装製作のお店。FacebookページやInstagramもあります。
てづくり倶楽部おたすけママ
調布のママさん2人が1999年に始めた入園グッズ制作代行から20年近く続いていて、信頼感がありますね。
Posi-side
神奈川県川崎市のハンドメイド&裁縫代行のお店です。
coconalaなどでお裁縫が得意な個人の方に依頼する方法もあります。
ただ、お遊戯会の衣装は一点ものですから万が一にも納品トラブルなどは避けたいところ。
法人に依頼するほうが過去の実績もありますし、安心感はあるのではと思います。
まとめ
幼稚園のお遊戯会の衣装作りについて、簡単にする方法やお裁縫が苦手で衣装を作れない方の対処法をまとめました。
子供たちが一生懸命練習の成果を発表するお遊戯会。
手作りが苦手な方には負担感の強いお遊戯会の衣装作りですが、簡単に作れるような衣装にできるよう園と相談したり、ママ友さんたちと協力したりしながら乗り切ってくださいね。
どうしても衣装作りができないという方は、他の方に依頼することになりますよね。
日数に余裕をもって依頼して、万が一にも衣装が間に合わないなんてことにならないようにしてくださいね。
お遊戯会の衣装作りなどでミシンが必要かなと悩んでいる方がいたら、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
お遊戯会で熱が出たり体調不良になってしまったときについては、こちらの記事にまとめています。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。