4月からお子さんの入園・入学を控えているお母さま。
入園・入学準備で手作りをするのは気が重いという方も多いと思います。
最近は入学準備のハンドメイドをオーダーで受けてくれるサービスがありますね。
必ずしも自分で手作りしなくてもよくなったのはありがたいですが、心配もありますよね。
料金はどれくらいかかるのかな?
実際に希望通りのものができないなどのトラブルはないのかな?
せっかくお金を払って作ってもらうのなら、満足のいくものを作っていただきたいですよね。
今回はハンドメイドのオーダー料金や実際にありえるトラブルと防止策、オススメのお店などなど。
入園・入学準備のハンドメイドをオーダーすることについて調べてみました。
入園入学準備のハンドメイドのオーダー料金ってどれくらい?
オーダーにかかる費用の内訳
入園入学準備のためのハンドメイドをオーダーしたいと思ったとしても。
料金がどれくらいかわからないと躊躇してしまいますよね。
オーダーにかかる費用は加工代+材料費です。
また、通販で購入する場合は送料も必要です。
5アイテム注文した場合の加工代の一例
どれくらいかかるのか、一例としてトーカイさんの価格表を見てみます。
レッスンバッグ、上履き袋、体操着袋、コップ袋、お弁当袋の5アイテムです。
アイテム名 | 仕様 | 加工代金(1ヶ) | |
1 | レッスンバッグ | 底マチなし タテ40cm×ヨコ50cmまで | 税込 2160円 |
2 | 上履き袋 | タテ30cm×ヨコ20cm×マチ6cmまで | 税込 1512円 |
3 | 巾着大(体操着入れなど) | タテ・ヨコとも21~40cm、マチ10cmまで | 税込 1080円 |
4 | 巾着 小(コップ入れなど) | タテ20cm×ヨコ15cm×マチ10cmまで | 税込 864円 |
5 | お弁当袋 | タテ・ヨコとも20cm×マチ15cmまで | 税込 1080円 |
1点ずつ注文した場合、加工代の合計が
2160円+ 1512円+ 1080円+ 864円+ 1080円=6696円
となります。
5アイテム注文した場合の材料費の目安
次に、5アイテムを1つずつ注文したい場合、材料費がどれくらいかかるかの目安です。
アイテム | 布 | 材料 | |
1 | レッスンバッグ | 70cmくらい | 持ち手 25mm幅テープ35cm×2本 |
2 | 上履き袋 | 70cmくらい | 持ち手 25mm幅テープ50cm+Dカン1つ |
3 | 体操着袋 | 80cmくらい | ひも 75cm×2本、ループエンド×2つ |
4 | コップ袋 | 50cmくらい | ひも 60cm×1本、ループエンド×1つ |
5 | お弁当袋 | 60cmくらい | ひも 75cm×2本、ループエンド×2つ |
生地の幅がだいたい110センチくらいが一般的ですので、
70センチの生地でレッスンバッグと上履き袋の2アイテム分の生地が取れます。
同様に、体操着袋、コップ袋、お弁当袋の3アイテム分が80センチの生地で裁断可能なので、
大体布の量としては150センチくらいあれば5点セットを作れることになります。
オックス生地やキルティング生地でオーソドックスなものなら1メートル1000円未満からありますし、
キャラクターものなど高価なものでも1メートル2000円前後で購入できると思います。
今回はキャラクターものを想定して2000円で試算してみます。
また、Dカンや持ち手、巾着袋用のひも、ループエンドなどの材料も購入する必要がありますね。
持ち手のテープは2メートル、Dカンとセットで500円程度のものが売っていることが多いです。
同様に、体操着袋やお弁当袋、コップ袋など巾着で使う紐は3メートル、ループエンド×4で300円程度のものがあります。
2000円の生地×1.5メートル=3000円、
Dカンと持ち手テープ2メートルのセット×1=500円、
ひもが75×2×2アイテム、60センチ×1アイテムで360センチ、
ループエンドが5つ必要なため、
3メートル、ループエンド×4のセット×2=600円。
(3000円+500円+600円)+消費税328円=4428円
ただし、こちらは生地の柄に縦横の向きがなく、裏地を使わない場合の布の量なので、
文字が入っているなど柄に向きがある場合は裁断時に配慮しなくてはいけないため、もっと布を使う場合もあります。
もちろん布の切り替えや裏地を付ける場合などはさらに布が必要です。
材料もセットではなく単体で気に入ったものを組み合わせることもできますが、その場合はさらに費用が掛かるのを書き添えておきます。
5アイテム注文した場合のオーダー費用例
レッスンバッグ、上履き袋、体操着袋、コップ袋、お弁当袋を1つずつ注文した場合の費用例です。
加工代 6696円+材料費 4428円=11124円となります。
アイテム数やデザインによって費用はかなり異なってきますので、あくまで試算として参考にしていただければ幸いです。
ハンドメイドのオーダーで起こりがちなトラブル。避けるためにどうすればいい?
ハンドメイドのオーダーのトラブルはどのようなものがあるのでしょうか。
よく聞かれるトラブルをまとめてみます。
サイズが違う
一つひとつ手作りで作られるものなので、多少の誤差は出てしまいます。
お店から事前に1センチ前後の誤差は許容してくださいと説明があるところもあります。
学校指定・園指定のサイズはありますが、実際に型紙に当ててチェックするわけではありません。
1、2センチくらいの誤差であれば細かく言われることはありませんので、心配ないと思います。
問題なのは、5センチ、10センチといった、明らかに見てわかるサイズの違いの場合。
完成サイズで裁断して縫いしろ分が小さくなってしまっているなど、明らかに先方のミスの場合は修正依頼をするといいですね。
修正が難しい場合に再注文となった場合も、業者側に費用負担をお願いできるケースが多いです。
こちらの注文の仕方が間違っていた場合は、残念ですがそのまま使うか、足りない部分を布の切り替えなどで対応して再度作り直していただくことになります。
作り直しの費用も注文者側の負担になるでしょうし、作業代を追加で支払う必要も出てきます。
こんなことにならないように、注文書を送る前に何度も注文内容を確認することが大事です。
材料を購入した手芸店で注文できる場合は、長い定規などを持参してイメージを確認するのもいいと思います。
また、標準仕様からサイズ変更ができないお店などもありますので、注文前に必ず標準仕様をチェックしてくださいね。
完成させるのにオプション料金が後から注文された
例えばレッスンバッグは標準料金だとマチなしのところが多いです。
マチ付きのものを頼んだつもりが注文確認書や受注確認メールなどに記載がなく、問い合わせてみたらマチを付ける料金が必要だったというような場合です。
こうしたすれ違いがないように、注文時の標準仕様がどのようなものか、オプション料金がいくらかを確認しておきましょう。
生地が違うもので仕上がった
こちらは主にインターネットでの注文になるかと思いますが、注文した生地と違う生地の完成品が届いたという場合です。
注文番号や生地の色指定が間違っていた場合は明らかに注文者側のミスなので、再度作り直しとなった場合は新規に作るのと同じ費用が掛かる可能性が高いです。
番号のミスがなくて違う生地で届いた場合はお店側のミスですから、注文者側は費用負担なしでの作り直しを依頼できるはずです。
ただし、その場合も納期が遅くなるなどのデメリットがありますから、こうしたトラブルは避けたいですよね。
こうしたトラブルを避けるため、注文時に生地の指定が合っているか何度もチェックしてからの注文することを強くオススメします。
注文番号は一緒でも色の選択を間違えたなんてことになれば、かなり印象が違うものになってしまうこともあります。
また、画面で見るよりも色が濃かった、柄の印象が違った、ということはよくあることです。
柄物は小さい画面で見たときと実物とで印象が異なることはよくあります。
こうしたトラブルを避けるには、無地などオーソドックスな生地を選ぶという方法もあります。
ですが、一番いいのは、実際の店舗で生地を選んで注文すること。
可能であれば手芸店で生地や素材を選び、実際に重ねたり組み合わせてみて印象を確かめるのがベストですね。
完成品が依頼したイメージ通りにできていなかった
これは、オプションで装飾を付けた場合など、注文がイレギュラーな場合に起こりやすいのではないでしょうか。
例えば布の切り替えの高さが低いとかお名前ラベルの位置などが違うとか、装飾のリボンの生地が思いのほか透けてて安っぽく見えたとか。
こうしたトラブルを避けるには、サイズの指定を細かくすることです。
例えばリボンを付ける場合は『中央につける』ではなく、『縦方向上から10センチ、横方向で20センチ(中央)』など。
布の切り替えなどの本体部分に関しては、注文するときにイメージと実物が違わないか確認する必要があると思います。
絵で描いてみる、紙などで作ってみるなどの工夫ができますね。
ちょっとリボンを縫い付ける、アップリケをつけるという程度のことであれば、依頼せずに自分でやるのが一番確実かもしれませんね。
今はアイロンプリントでもかわいいものがたくさんありますから。
納期が遅れて入学式や入園式に間に合わなかった
これが最も怖いですよね。
ギリギリに注文するとどうしてもこういうことが起こる可能性が高くなります。
納期がギリギリ間に合っても宅配便で不在で受け取れなかったとか、店舗に取りに行けなかったなどです。
こういうトラブルに関しては、
・注文前に納期の目安を聞いておく
・注文時に必ず納期の確認をする
といったことが大事ですが、やはり余裕を見て早めに注文をするのが一番大事です。
いいものを作るためにデザインや生地を考える時間も大事ですが、入学準備のハンドメイド品をオーダーする場合は納期に余裕を見て、早めに注文しましょう。
2月3月は注文がかなり混みあいますので、その前に注文できていると安心ですね。
入園入学準備のハンドメイドをオーダーできるオススメのお店はこちら!
入園入学準備のハンドメイドをオーダーできるお店はたくさんありますね。
店舗に行かずにネットですべて注文できるお店もありますが、オススメはやはり材料を購入して注文するお店です。
生地を実際に見て選べますし、注文の際にもお店の方に相談できるメリットもあります。
以下に入園入学準備のオーダーを受け付けているお店を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、一部のお店では材料もオンラインで選んで注文できます。
どうしても店舗に行く時間がないという方は、注文時にトラブルのないようによく確認してから注文することをオススメします。
・トーカイ(全国)
日本全国に店舗があるお店です。
店舗数が多いので、お住まいのお近くにもお店があるのではないでしょうか?
保育園ではサイズ指定の多い布団袋の注文も可能ですし、オプションも安価でつけられるのがうれしいです。
・手芸センタードリーム(東京・近畿・中国・四国)
中国・四国地方を中心に、東京、近畿にも店舗のあるお店です。
こちらは価格が一律でお手頃なのと、1週間のお急ぎプランがあるのがうれしいですね。
入学入園準備の注文についてはこちらをご参照ください。
・木綿屋こっとんちゃっく(茨城県)
茨城県に3店舗のあるお店です。
入園・入学グッズのオーダー実績の製品の確かさを見ると安心感がありますね。
まとめ
入園入学準備のハンドメイドのオーダーについてまとめてみました。
なお、入園入学準備品については関連記事がありますので、あわせて参考にしていただけるとうれしいです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。