先日、大蛇山のかませを体験してきました。
57回目となる福岡県大牟田市の「大蛇山」まつり。
その歴史は古く、江戸時代の前期から中期くらいに始まったのではないかと言われています。
前々から親戚から話は聞いていたのですが、今回初めて大蛇山まつりに行き、かませを初体験してきましたよ。
今回は、福岡県大牟田市の大蛇山まつりのかませについて、時間や料金、年齢は何歳までかなどについてまとめます。
大蛇山のかませと時間について
大蛇山とは?
大蛇山は福岡県大牟田市で三池地方の祇園社の祭礼に伴うお祭りです。
毎年7月最終週の土日に行われています。
大蛇山は和紙、竹、わら等を組み合わせて大蛇のような形の頭・胴体・しっぽをつくり、木製の山車に飾り付けをしたもの。
長さ約10メートル、高さ5メートル、重さ最大3トンにもなるそう。
近くで見ると迫力があります。
大蛇山の頭・胴体・しっぽの部分は祭りが終わるとすぐに取り壊し、毎年作り直すのだそうです。
また、大蛇山の数は十数山あるそうで、わたし達が見てきたのは上龍會さんの大蛇山。
2016年の上龍會さんの大蛇山の動画があったのでご参考までに。
『祇園六山巡行・競演・御止(ぎょし)』や『大蛇山大集合パレード』では数山の大蛇山を一度に見られるので、見ごたえがあること請け合いですね!
大蛇山のかませって何?
大蛇山のかませは、子どもを大蛇山にかませる(口の中に入れる)ふりをしてゆらし、子どもの健やかな成長を願うもの。
たくさん泣いた方がご利益があり、子どもが元気に育つと言われています。
大蛇山のかませの時間帯は?
大蛇山のかませは土曜日の『祇園六山巡行・競演・御止(ぎょし)』で行われます。
平成30年度の日程では「かませ」は20時35分頃の予定。
日曜日の夜の『大蛇山大集合パレード』でも「子ども健康祈願」という「かませ」を模した行事が行われます。
こちらは平成30年度のスケジュールでは20時20分頃の予定とされていました。
ですが、残念なことに、今年は台風12号の影響で、大蛇山大集合パレードは中止となってしまいました。
実は、親戚と『祇園六山巡行・競演・御止(ぎょし)』ではなく、『大蛇山大集合パレード』を見に行く予定だった我が家。
当日天候がアヤシイ…と言うことで、パレード前に待機していた大蛇山をお昼頃に見に行っていました。
テントを張り、雨をよけるためビニールシートをかぶせていましたが、12時になったら一度ビニールシートを外すよと教えていただきましたよ。
かませもここでできたらいいのにね、と8ヶ月になる赤ちゃんを連れた従妹が言っていたら、他の人がかませをお願いしているのを発見!
従妹もこのときに赤ちゃんのかませをお願いしてすることに。
大蛇山の迫力もあり、寝起きだったこともあり、赤ちゃんがよく泣いてくれました。
赤ちゃんは可哀想でしたが従妹は大満足! という感じでしたよ。
結果的にパレードが中止になってしまったので、このときにお願いできてよかったです。
今年は天候の都合もあり結果オーライだった部分もあります。
ただ、実際は夜の『祇園六山巡行・競演・御止(ぎょし)』や、『大蛇山大集合パレード』などでかませをお願いした方が迫力があると思います。
ですが、夜遅くに出かけるのが大変とか、遠方から見に来ていて夜遅くまでおまつりにいると子供の体力が心配…などという方には、大蛇山のかませを昼間でもお願いできる裏技? もあるよというお話でした。
ただし、大蛇山が巡行・競演、パレードなどで運行中のときなど、かませをお願いすることができない時間帯も。
夜の『かませ』や『子ども健康祈願』以外の時間帯でかませをお願いしたい方は、公式サイトでスケジュールを確認の上、それぞれの大蛇山のそばにいる引き手の方に訊いてみてくださいね。
大蛇山のかませの料金は?
大蛇山のかませの料金はいくらとは言われませんが、少なくとも1000円はお納めするものだそう。
もちろん大蛇山のかませの値段が決まっているわけないので、お気持ちがあればそれ以上お納めしてもかまいません。
ちなみに、かませの終わった後に料金をお納めした後には、このような木札とお札をいただきましたよ。
大蛇山の山車の上で太鼓をたたいていたお子さん達が半被の上にこの木札をかけているのを見ていまして。
みんな幼い頃にかませをした地元の子達なんだなと納得し、ご家族に愛されて育ったんだなと微笑ましく思いました。
大蛇山かませには何歳までという年齢制限はある?
子ども達と大蛇山に来たのは今回が初めて。
うちの子達も健康祈願ということであればかませをお願いしたいけど、ちょっとためらってしまいました。
というのは、我が家の子ども達は小学生と幼稚園児。
小柄ですが、上の子は21キロくらいあります。
大蛇山について少しネットで調べてから行ったのですが、かませは首が据わった赤ちゃんからせいぜい2、3歳くらいの子どもの印象があって。
小学生の子どもを抱っこしてゆらすのはけっこうな重労働。
せめて5歳の下の子だけでも…と言い出そうとしたとき。
上の子が「お願いしまーす!」と勝手に手を上げて行ってしまいました。
引き手さんは『(大きい子だけど)誰にする?』なんて仲間内で言いながらも、嫌な顔をせずかませをしてくれました。
その後、恥ずかしがっていた下の子もお兄ちゃんがやったから…とかませをしていただき、二人ともお願いできてうれしかったです。
泣くような年頃ではなかったので、二人ともキャッキャと笑っていたのが少し残念でしたが。
あとで従妹から『かませに年齢制限とかないんじゃない? 前に大人でもかませをしてるのを見たことがあるよ』と言われました。
お子さんの無病息災を願う気持ちがあり、お子さんが恥ずかしいと思う年頃でなければ、ぜひかませをしていただいてみるといいですよ。
まとめ
福岡県大牟田市の大蛇山まつりのかませについて、時間帯や値段、年齢制限があるかどうかについて我が家の体験談をからめつつまとめてみました。
大蛇山のかませの時間は例年夜20時過ぎからの『祇園六山巡行・競演・御止(ぎょし)』で行われます。
『大蛇山大集合パレード』でもかませを模した『子ども健康祈願』が行われますが、いずれも夜遅くの時間。
お子さんを夜遅くまで外に連れ出すのに抵抗がある方は、巡行・競演やパレードの途中以外の時間帯であればかませをお願いできます。
大蛇山のかませの年齢は赤ちゃんからせいぜい未就園児のイメージでしたが、年齢制限はないそうで大人もお願いしていたケースもあるそう。
我が家の小学生もかませをしてもらって喜んでいたので、お子さんが嫌がらないようならぜひお願いしてみてもいいと思いますよ。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。