先日ふらりと門前仲町から越中島あたりを散策していて『あの風情ある建物は何?』と気になって行ってみたのが東京海洋大学。
東京海洋大学越中島キャンパスはドラマ撮影にも使われたり、日本最古のプラネタリウムがあったりと魅力満載。
東京海洋大学の学生ではない一般人でも見学できますよ!
今回は、東京海洋大学越中島キャンパスの見学スポットについてまとめてみます。
東京海洋大学越中島キャンパスはロケ地としても有名!
東京海洋大学越中島キャンパスはロケ地としても有名なスポットなんですね。
『すべてがFになる』『ガリレオ』『野ブタ。をプロデュース』『ハチミツとクローバー』『ドクターX』『とんび』などのロケも行われていたそうです。
それもそのはず、昭和7年(1932年)に建てられた国の有形文化財に登録された1号館を始め、東京海洋大学の建物はみな趣があるんですね。
門の外から見えていた第一観測台、第二観測台は、明治36年(1903年)竣工で日本最古の天文台ではないかとのことです。
1号館は講義中だったこともあり写真撮影を遠慮して、第一観測台の前でパチリ。
ちなみに、東京海洋大学越中島キャンパスは敷地が道路で南北に分断されています。
今回の記事でご紹介する1号館、第一観測台、第二観測台、明治丸などの施設はすべて南側の敷地にあります。
東京海洋大学越中島キャンパスへのアクセス
東京海洋大学越中島キャンパスへのアクセスはJR京葉線越中島駅が最寄駅で徒歩2分です。
あとは、東京メトロ東西線、都営大江戸線門前仲町駅から徒歩10分。
東京メトロ有楽町線・都営大江戸線月島駅からも徒歩約10分の距離です。
越中島駅からは下りてすぐですし、門前仲町駅や月島駅からのアクセスも清澄通りという大通り沿いにあるので見つけやすいですよ。
東京海洋大学には明治丸の展示も
東京海洋大学には明治丸の展示があります。
明治丸は明治7年に竣工した鉄船で、明治8年に小笠原諸島の領土問題が発生したときに日本政府の調査団が小笠原諸島に到達するときに用いられた船だそう。
現在小笠原諸島が日本の領土であるのは明治丸のおかげなんですね。
また、明治丸は明治9年に明治天皇が東北・北海道巡幸の際乗船された船でもあります。
横浜に安着された7月20日を記念して昭和16年に『海の記念日』が制定されています。
その後国民の祝日となった『海の日』は現在はハッピーマンデー制度で7月の第3月曜日とされています。
海の日にはこのような由来があったんですね。
歴史的な功績を持つ明治丸は、昭和53年に船として初めて国の重要文化財に指定されています。
明治丸は観覧することもできます。
観覧日は火曜日、木曜日と第1・第3土曜日。
日曜日、祝日は海の日・オープンキャンパス等のイベント時を除き閉館となっています。
ふらりと散策して立ち寄ったのは土曜日だったんですが、あいにく開館日ではなく見ることができませんでした。
ですが、閉館日でも外から見るだけで圧倒的な迫力がありますよ。
また、明治丸の観覧日には、百周年記念館と明治丸記念館も開館日となっています。
百周年記念館は東京商船大学時代からの商船教育史などの展示があるそう。
明治丸記念館には明治丸の建造指示書、重要文化財指定書、明治丸内部で使用されていた銀製の食器類などの展示があるそう。
明治丸記念館のセミナー室には視聴覚設備があり、海事情報啓蒙活動、小中学生対象の体験教室なども開催されているそうですよ。
子どもの夏休みの自由研究に使えないか、また訪問したいなと思っています。
元々現在の東京海洋大学越中島キャンパスは平成15年10月に東京水産大学と統合されるまで東京商船大学として独立した大学だったんですね。
そのため、船に関する展示がとても多いです。
敷地内に旧海軍の船に使われていたプロペラも展示されていました。
東京海洋大学の百周年記念資料館と明治丸記念館のページに開館日カレンダーが公開されています。
船が好きな方はぜひ明治丸の開館日カレンダーをチェックしてから訪問してみてくださいね。
東京海洋大学にはプラネタリウムもあります
実は、東京海洋大学にはプラネタリウムもあるんです。
東京海洋大学のプラネタリウムは昭和40年(1965年)3月に設置された株式会社五藤光学研究所のM-1型プラネタリウムで、国産最古のものだそう。
天文航法の授業や研究で使うことを目的に設置されたそうです。
安全な航海を行うためには星の観測がとても重要だったんですね。
東京海洋大学のプラネタリウムは海事普及会というサークルが修理などに携わっているようで、年に1回学園祭では上映会も行われていたようです。ただ、平成30年度の学園祭の公式ホームページを見る限りでは、プラネタリウムの上映会についての記載がなかったので、上映会は行われないのかもしれません。平成30年の海王祭でもプラネタリウムの上映会は行われてました。
プラネタリウムは老朽化が進むとなかなかコストがかかって管理が難しいようです。
他にも使われていないプラネタリウムの話を聞いたことがあるので、何か補助金とかで管理してくれたらいいのになと個人的には思います。
まとめ
東京海洋大学の越中島キャンパスの見学スポットについてまとめました。
東京海洋大学は一般(学生ではない人)でも基本的に見学可能とのこと。
わたしたちが訪れたのは土曜日だったので校舎内には入らないようにとは言われましたが、それ以外は自由に見ることができました。
国の有形文化財に登録された1号館を始め、とても趣のある建物が並ぶキャンパスに、大きな広場もありました。
重要文化財に指定されている明治丸の佇まいも立派でしたよ。
天気のいい日に敷物を持ってピクニックやお花見も楽しそうですし、実際にラジコンカーを持ってきて遊んでいるお子さんもいました(さすがにラジコンは公園でやった方が…とは思いましたが)。
東京海洋大学の越中島キャンパスの学園祭は海王祭と言い、6月の第1土曜日・日曜日に行われます。
別記事に詳細をまとめていますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。