死産を経験された方は亡き子をどう供養すればいいか悩まれることと思います。
私も実際に死産を経験し、泣き暮れる日々を送りながら、我が子の遺骨をどうしたらいいか悩みました。
我が家の場合は結局留守がちな我が家に一人でお留守番をさせるより主人の代々のお墓が賑やかでいいのではと、四十九日を過ぎてから納骨しました。
お仏壇は、お産を終えてからすぐに仏具店の多い浅草に行き、自分たちでお仏壇と仏具を選び、小さいながらお仏壇を設えました。
そのときは早く形を整えてあげないと…と思っていたので満足だったんですが、その後にグッドデザイン賞を受賞した素敵なお仏壇を見つけて、『これにすればよかった!』とすごく思ったんです。
今はお仏壇にも可愛いものやおしゃれなもの、スタイリッシュなものもあるので、愛しい子にふさわしい可愛らしいものを選ぶこともできるんですよ。
今回は、死産したときの供養をどうしたらいいかやお仏壇で可愛いものなどを紹介します。
死産したときの供養はどうする?
死産したときの供養の仕方はそれぞれです。
週数によりお骨が残らない場合もありますし、お骨が残った場合も供養の仕方はいろいろあります。
・納骨せず手元供養し、夫婦のどちらかが亡くなったときに一緒に納骨する予定
・水子供養のお寺で供養していただく
・先祖代々のお墓に入れてもらう
・遺骨をペンダントなどにして肌身離さず持ち歩く
などなど、いろいろな方法があります。
ですが、実際に死産したのちの供養の仕方はひとそれぞれです。
死産後に同じように流産や死産、誕生死などをされた方(天使ママというそうです)達と細々と交流するようになったのですが、ずっと納骨しないでいる人もいれば、先祖のお墓に納骨してお仏壇も家にはないという人もいます。
納骨するべきという方ももちろんいますが、遠くのお墓に納骨してほとんど墓参できないのであれば手元で供養したいという気持ちになるのは自然なことではないでしょうか。
どんな形であれ、ご夫婦で(事情があってシングルの方はご自身が)亡き子を思ってすることに間違いはないはず。
『早く納骨するように義母に言われたから納骨したけど辛くて仕方ない…』『お墓が遠すぎてなかなかお墓参りができなくて辛い』と後悔するのは悲しいこと。
ご自身の気持ちを大事に、ご自身の納得する形で御供養されるといいのではないでしょうか。
ちなみに、我が家の場合は31週での死産だったので、遺骨をいただくことができ、四十九日を終えたのちに主人のお墓に入れていただきました。
我が家の場合は主人が早くに近い親族を亡くしており、子供も親族も寂しくないだろう、あちらでも主人の親族がしっかり見てくださるだろうという気持ちからです。
また、留守がちの我が家にひとりぼっちにするより、たくさん主人の親族が眠っているお墓の方が賑やかでさみしくないのではという気持ちもありました。
主人の代々のお墓なので簡単に行ける距離にないのが残念ではありますが、10年経った今はこれでよかったと思っています。
何かと気を遣う主人の実家ですが、墓参をしたいがためにむしろ前のめりで帰省しようと思えるというメリット(?)もありますしね。
死産直後の方はなかなか供養なんて考えられない、離れていってしまうようで嫌だという気持ちになるかもしれません。
でも、親族にしつこく納骨を迫られたりすることってあるんですよね。
もちろん心配してくれてのことなんですけど、ただでさえ辛い時期にいろいろ言われて疲弊したあげく、言われるままに納骨したりすると後悔が残ります。
手元供養だって立派な供養ですし、気持ちが納得するまで納骨しないと決めることもご自身の決断として尊重されるべきことだと思います。
結論はすぐに出さなくていいですから、しっかり考えて納得のいく御供養をできるように考えてみてくださいね。
死産して納骨しない場合には?
死産後に納骨しないで手元供養をすると決めたとき、気になるのがお骨壺。
お骨壺の収められた布製の袋って『いかにも…』な見た目で、せっかくなら可愛く設えてあげたいと思いますよね。
例えばこんなおうち型のカバーに入れてあげるだけで優しい雰囲気になりますよ。
仰々しくお仏壇を作りたくないという方にもおすすめです。
手元供養をしたいとお考えの方には、可愛いコアボトル(分骨用のお骨壺)もあります。
こちらは木のぬくもりを感じられるコアボトル。
一つひとつ職人さんが手作りされているそうです。
仏具というとどうしても昔ながらの物を思い浮かべてしまいますよね。
ですが、最近は心が安らぐようなもの、可愛いものもたくさんあります。
毎日手を合わせ、向かい合って亡き子を思うときに心が癒されるようなものを選びたいですね。
死産されてお仏壇を設えたいとお思いの方に
死産されてお仏壇を設えたいと思いの方におすすめしたいのが『いのりオーケストラ 楽天市場店』さんのお仏壇。
いのりオーケストラさんのお仏壇にはA4仏壇と言われる小ぶりのサイズのものなどもあり、和室にも洋室にも馴染むデザイン。
公益財団法人日本デザイン振興会主催グッドデザイン賞も受賞しています。
例えば、こちらのお仏壇はすっきりしたフォルムのお仏壇にあたたかみのある曲線のステージ台のセットです。
具足やおりんなどの仏具もとても可愛らしいものがたくさんあるので、組み合わせて使われるといいですよ。
こちらの動画で雰囲気を感じていただけるのではないでしょうか。
お仏壇を設えてから数年してからいのりオーケストラさんのお仏壇を見て、『これにすればよかった!』とすごく後悔したんですよね。
リビングにも馴染むシンプルなデザインなのがすごく素敵ですよね。
個人的なことだからと寝室に設える方もいますが、我が家ではお仏壇をリビングに設えているんですね。
家の真ん中にいてほしいという気持ちからなんですが、知らずに遊びに来てくれた子供達のママには『いかにも』なお仏壇って気を遣わせてしまうんですよね。
シンプルだからこそ気持ちがまっすぐに届きそうなお仏壇で、設え直したいと思ったくらいです。
我が家のお仏壇は主人の檀家のお坊さんに御霊入れをしていただいたご本尊があるので、また新たに同じようにお坊さんにお願いするとなると大変だからということで、泣く泣く断念しました。
いのりオーケストラさんには西本願寺さんとのコラボしたお仏壇などもありますので、宗派などを気にされる方も一度ぜひホームページを確認してみてくださいね。
また、完全予約制ですがショールームもありますので、ご自分の目で見て確かめてから購入したいという方はぜひ足を運んでみてください。
まとめ
死産したときの供養をどうしたらいいかやお仏壇で可愛いものなどを紹介しました。
死産直後のときはなかなか供養について思いが及ぶことは少ないと思います。
ですが、ご家族に言われるまま早くに納骨しようとしたり、急いでお仏壇を設えたりする必要はありません。
大事な大事な子だからこそ、後悔のないようにご夫婦で(ご事情のある方はご自身のお気持ちで)決められるといいですよ。
最後にすごく個人的な思いを書きますと、私自身、死産直後はそれまでの友達とも会えずネットで知り合った同じような経験をした天使ママさん達と細々と交流を続けて徐々に立ち直っていった感じなんですね。
納骨や供養についてはそれぞれの思いから選択肢も様々で、私のように早々に納骨しお仏壇を設えたのは実は少数派でした。
その後いのりオーケストラさんのお仏壇や仏具を知り、自分もこのお仏壇にしたかったと思ったし、『天使ママさん達にこの素敵なお仏壇をおすすめしたい!』と思ったんです。
ですが、良かれと思って勧めたことでも、あまりに繊細なことなので、近い経験をしたという共感があった上でも『仏具を薦めるなんて余計なお世話!』と思われる可能性もすごく高い。
交流を続けて助け合ってきた天使ママさん達だからこそ、おいそれと薦めることはできませんでした。
そうしたら、先日長年交流を続けてきた天使ママさんが『最近夫婦でお仏壇を設えようということになりネットで注文したんだけど、全然思ったのと違って後悔している…』と教えてくれたんです。
それを聞いて、ちゃんとお薦めしておけばよかった! という後悔が押し寄せてきたんですね。
この記事にたどり着いてくださった方には、亡き子のためのお仏壇について後悔してほしくないです。
いのりオーケストラさんをはじめ、今は赤ちゃんらしい可愛いお仏壇もたくさんあります。
いろいろ探していただいて、納得のいく御供養をなさってくださいね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。