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発達障害グレーの子を支援する方法。公的機関なら検査を早く受けられることも。

発達障害

近年知られるようになった発達障害。
発達障害グレーゾーンと指摘されるお子さんも増えており、お母さんもどのように支援していけばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

我が家の上の子も三歳児検診で多動気味と言われながら発達支援施設に定期的に通い、確定診断がないまま小学生に。
小学校に入学するにあたり確定診断が欲しいと思い、かかりつけの小児科医の紹介を経て児童精神学専門医に通院し、グレーゾーンと確定しています。
小学生になった途端に困り度が上がり、支援を必要だと思うようになったときに、グレーゾーンであるという診断を受けていたことがすごく助けになりました。

今回は発達障害グレーゾーンと言われている上の子が具体的に受けている支援内容と、支援を受けるときに必要な検査を早く受けられる方法をまとめます。

発達障害グレーの子が受けられる支援内容は?

発達障害でグレーゾーンと診断されたお子さんの場合、支援体制は自治体によってまちまちです。
参考までに、我が子が受けた支援は次の通りです。
【3歳~就学前】
・発達支援施設への通所(個別相談形式)
3歳から言語療法を隔月、年中時から作業療法も隔月で通うようになったので、隔月~2ヶ月に1度は通所していたことになります。
ちなみに、通所施設からも小学校での就学前健診でも普通級で問題ないとのことだったので、小学校は普通級に入学しています。

【小学生】
・放課後等デイサービス(集団運動療育形式、週1回、有料(受給者証利用のため実費の1割のみ負担))
・スクールカウンセリング(月1回ほど)
・教育センターにてWISC受験(1回)
・ペアレントトレーニング(区の教育センター、全9回)
・通級指導教室入級(グループワーク1時間、個別指導1時間、週1回2時間)

普通級に入学したものの、全く発達支援がない状態に不安を感じ、民間の発達支援施設に2回体験入学。
『本人に大きな問題はない、親御さんの接し方で変わるのでは』ということでペアレントトレーニングを2回受講しました。

何かしら本人のために支援が必要ではないかと思い、区で受給者証を発行していただき、運動療育形式の放課後等デイサービスに通わせることにしました。
学校での同級生とのトラブルも増え、担任の先生とのやり取りを密にする以外にも相談窓口があれば…と思い、月1回ほどのスクールカウンセリングにも通い始めました。

本人への理解が深まればと思い、スクールカウンセラーから紹介してもらった区の教育センターでWISCを受講。
その後、トラブルがさらに激化し、学校から通級指導教室の入級を勧められたため、通級指導教室にも入級しています。

公的な支援施設については利用条件があるところも多かったです。

また、民間支援施設であるリタリコにもお世話になったことがあります。
・ソーシャルスキルトレーニング体験入学(2回、有料)
・ペアレントトレーニング(2回、有料)

リタリコにも受給者証を使って利用できるところもあるようですが、うちの近くのリタリコは受給者証を利用できない形式(全額負担)のところだったので、1回の体験で5000円以上かかりました。
大きな問題はないと言われていることと、費用負担が正直重かったので(週1回で月20000~25000円ですからね…)、リタリコへの通所は諦めました。
ペアレントトレーニングについても同様で、区の無料のペアトレがとてもありがたかったですね。

発達障害で公的機関の援助の条件

発達障害で公的機関の支援を受けるためには、発達障害(グレーゾーン含む)である診断を受けている、WISCの結果があるなどの条件があるところが多かったです。

まず、未就学期の発達支援施設への通所については、通所前に田中ビネー式知能検査を受けています。
こちらは条件というわけではありませんが、知能検査の結果によって個別相談に充てるか集団療育にするかという判断をしていたようです。

入学後の放課後等デイサービス利用については、自治体(市区町村)で受給者証を発行していただく必要があります。
こちらは障害者福祉支援を担当する窓口にて、口頭で発達障害グレーゾーンである診断を受けた旨を伝えたのちに手続き開始となっています(診断書は不要でした)。

ちなみに、発達障害で放課後等デイサービスを利用するための受給者証は発行した履歴が外部に漏れることはないと言われています。
受給者証を発行していただいたことで将来障害者枠でのみ雇用になるなど、子供の将来を限定することはないと言われて安心したのを覚えています。

区の教育センターで行っているペアレントトレーニングも発達に問題のある子供の親限定という講座でした。
事前に同センターにてWISCを受験して数値にかなりの凹凸があることがわかっていたため受講させていただけたということですね。

最後に、通級指導教室の入級についても、口頭で発達障害グレーゾーンである診断を受けた旨とWISCの数値を伝えてからの手続き開始となっています。
手続きにはWISCの数値が必要で、WISCを受けていない方は書類が揃うまでに受けていただくんですよーという話が学校の方からありました。

行政の教育資源には限りがありますから、支援を受けるためには『支援が必要な子であることが明確になること』が必要だということではないでしょうか。

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発達障害の検査を早く受けるには

発達障害である子供の支援を受けるためには支援が必要であることを示すための発達検査の数値が必要になってきます。
ただ、最近は発達障害を疑われる子が増えていることもあり、児童精神学専門医での検査に数ヶ月待たされるということもあります。

我が家の場合は小学校入学直後にグレーゾーンという診断がされましたが、その後具体的にどう支援していいのかわからなかったところをWISCの存在を知り、受けさせたいと思ったんですね。
そのため、小学校のスクールカウンセラーに相談したところ、区の教育センターで子供の発達に悩みがあるという相談をしたうえでWISCを受けさせていただけることはあると聞きました。

このとき、教育センターは検査機関ではないので、『子供の発達に悩みがあるという教育相談の延長線上に検査受験があるため、一度相談に行くことになる』という旨の説明がありました。
WISCだけを受けたい方には煩わしい手続きかもしれませんが、結果的に私としては相談に乗っていただける窓口が1つ増えたのはよかったと思っています。

お住まいの自治体によりますが、私の住んでいる区のように教育センターで発達検査を受けられる場合もあります。
専門医が半年待ちなどと言われている中、区の教育センターでは1ヶ月も待たずに発達検査を受けることができました。

発達検査についてはこちらの記事にまとめていますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
https://smilediary.net/developmental-disorders/post-4793

なお、区の教育センターは病院ではないため、発達障害である旨の診断はできません。
診断を受けたい場合は専門医に直接行くのではなく、小児科のかかりつけ医に紹介状を書いていただいた方が状況を理解していただけますし、初診料金もかかりません。

また、我が家の場合は紹介状のおかげか専門病院の副院長に診ていただけたので2回の通院で診断が下りましたが、同じ病院に数ヶ月通っても診断が出ないと言っていた療育ママ友もいました。
紹介状を書いていただくと初診料金の問題だけでなく、院長や部門長などに診ていただける可能性も高くなるのでオススメですよ。

まとめ

今回は発達障害グレーゾーンと言われている上の子が具体的に受けている支援内容と、支援を受けるときに必要な検査を早く受けられる方法をまとめました。

発達障害グレーゾーンの子供が受けられる公的な支援は様々ですが、グレーゾーンの我が子は

・発達支援施設への通所
・放課後等デイサービス
・スクールカウンセリング
・教育センターにてWISC受験
・ペアレントトレーニング
・通級指導教室入級

などの支援を受けています。

発達支援には診断や検査結果を要する場合が多く、発達検査は専門医で行う場合はかなり待たされることもありますが、区の教育センターなどで無料で受けられることもあります。
診断を受ける場合も直接専門的な病院に行くのではなく、かかりつけの専門医に紹介状を書いていただくといいですよ。

なお、発達障害については別の記事も書いていますので、あわせて参考にしていただけるとうれしいです。
発達障害の子供に有効とされる親の働き掛けを学ぶペアレントトレーニングについてまとめています。
https://smilediary.net/developmental-disorders/post-4952

発達障害の子供がいる親同士で仲良くなることも多いですが、距離感が難しい療育ママ友についてはこちらにまとめていますよ。
https://smilediary.net/socializing/post-2757

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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