ホワイトデーのお返しって選ぶのが難しいですね。
ホワイトデーのお返しには意味が細かくあるみたいで、それを避けると選ぶお菓子も限られてきそうです。
でも、実際にホワイトデーのお返しの細かい意味合いを守る意味はあるんでしょうか?
バレンタインデーはキリスト教の聖バレンタインデーから日本でチョコを贈るイベントに発展したわけですが、そもそもホワイトデーの由来ってあまり知られていませんよね。
ホワイトデーのお返しの意味合いを探るには、ホワイトデーの由来を調べてみるのがいい気がします。
今回はホワイトデーのお返しの意味やホワイトデーの由来などについてまとめてみました。
ホワイトデーのお返しの意味いろいろ
ホワイトデーのお返しのお菓子の意味
ホワイトデーのお返しのお菓子の定番はクッキーやキャンディ、マシュマロなどがありますが、それぞれにお返しの意味があるということを知っていますか?
キャンディーは『あなたが好き』
クッキーは『お友達』
マシュマロは『あなたが嫌い』
というものです。
キャンディーは口の中で長く楽しめるから、クッキーはサクッと噛めてしまうから、マシュマロはすぐに溶けてしまうからということだそうです。
マシュマロはチョコ入りなら『あなたの思い(チョコ)をぼくの真心(マシュマロ)で包みました』といういい意味という説もありますね。
ホワイトデーのお返しとしてはこれらのお菓子も意味があるそうです。
マカロンは『特別な人』
マドレーヌは『あなたともっと仲良くなりたい』
バウムクーヘンは『今の幸せが続きますように』
キャラメルは『一緒にいると安心する』などなど…。
さらに、
金平糖はキャンディーと同じ扱いで『あなたが好き』、
グミはマシュマロと同じ扱いで『あなたが嫌い』。
ホワイトデーのお返しの意味ではチョコレートは相手に気持ちをそのまま返すという意味があるという説があります。
そのまま返すというのも『わたしもあなたが好きです(同じ気持ちです)』と、言葉通り『お気持ちは不要です』の意味とあるようで。
ちなみに、ケーキ、ラスク、ドーナツ、シュークリーム、アイスクリームや金平糖以外の和菓子には特別な意味はないとされていますが、これもどう変わってくるかわかりませんね。
バウムクーヘンは木の年輪を模したお菓子ですし、結婚式の引き出物としても重宝しているものですから意味合いもわかりますが、その他は正直もう何が何だかわからないです。
マドレーヌはまあ昔からなくはなかったですが、マカロンはかつてはそんなに売られているお菓子でもなかったですし。
金平糖はともかく、贈り物用のオシャレなグミって彩果の宝石くらいしか思いつきませんし…。
何にせよ、こんなにいろいろ細かくお菓子ごとに意味が決まっていては窮屈ですね。
ホワイトデーのお返しのプレゼントの意味
ホワイトデーのお返しのプレゼントにも意味があるとされていますね。
これはホワイトデーだからというわけではなく、一般的に女性に贈るプレゼントについての意味合いを指すことが多いようです。
例えばハンカチは涙を拭くものとして使うため、お別れを連想させるものとしてプレゼントでは避けた方がいいという考え方があります。
腕時計はあなたと一緒に時を刻みたいという意味があるそうで、特別な感情を持った相手にプレゼントするものですね。
香水は近くにいる方にしか香らないこともありますので、相手を独占したいという意味合いがあるそうです。
このようなプレゼントはちゃんとお付き合いをしている彼女や奥さんなど、ごく近しい人にプレゼントするにとどめておく方がいいと思います。
同様に、下着もごくごく個人的なものなので、ごく近しい関係の方以外にはプレゼントするのは避けた方がいいアイテムですね。
意味合いを調べだすと、プレゼントの定番であるお花も花言葉を調べて贈るのかという話になってきます。
でも、そこまでホワイトデーのお返しで意味を考えて贈る必要があるのでしょうか?
疑問を解決するために、ホワイトデーの由来について調べてみました。
ホワイトデーの由来は日本から?
ホワイトデーの由来は諸説あります。
・老舗お菓子メーカーの不二家とマシュマロで有名なお菓子メーカーのエイワが1973年に『メルシーバレンタイン(リターンバレンタイン)』というキャンペーンを行ったのが最初だという説
・石村萬盛堂が1977年に当時の岩田屋(現三越岩田屋)と共同で行った『マシュマロデー』が最初だという説
・全国飴菓子工業協同組合がキャンペーンを張って1980年に『愛にこたえるホワイトデー』を制定したのが最初だという説
などなど、調べだすと三つほど由来とされるものが見つかりました。
ちなみに、石村萬盛堂と全国飴菓子工業協同組合はそれぞれホワイトデーの発案者であることを主張するページがあります。
石村萬盛堂『ホワイトデーはここからはじまった』
全国飴菓子工業協同組合『ホワイトデー公式サイト』
と言いながらも、不二家とエイワのキャンペーンは1973年の読売新聞に報道があるそうで文献が残っている最古のものですから、不二家・エイワ説が一番有力な説だと思います。
そもそもバレンタインデーは、3世紀のローマで結婚禁止令が出ていた中、それに逆らい結婚を認めていたバレンタイン神父が2月14日に処刑されたという史実があります。
そこから、2月14日が聖バレンタインデーとして恋人たちの日となったとされています。
それから1ヶ月経った3月14日、欧米では『フラワーデー』『ポピーデー』などとして、恋人同士でプレゼントを贈る日ではあるそうです。
ただし、草木も芽生え始める頃にプレゼントを贈るという意味のある日で、バレンタインのお返しの日という位置づけではないそう。
ここで押さえておきたいのは、ホワイトデーが40年程度前に日本でお菓子メーカーやお菓子の関連団体がバレンタインのお返しをする日として始めたイベントであるということ。
物をいただいたらお返しするという律儀な日本人の性格を販促に生かそうとしたお菓子メーカーが『リターンバレンタイン』や『バレンタインのアンサーデー』という概念で始めたもので、欧米の『フラワーデー』『ポピーデー』とは違った形で変化、普及していったイベントであるということです。
そう考えると、ホワイトデーの始まりのきっかけを作ったとされるエイワや石村萬盛堂にとっては、マシュマロが今はホワイトデーのプレゼントとして贈ると嫌いという意味になっているのは不本意なのではないかなと思いました。
調べてみるといろいろなことがわかって面白いですね。
ホワイトデーのお返しは嬉しいと相手が喜んでくれるものを
ホワイトデーがそもそもメーカーの販促イベントとして始まったものであると考えると、お返しのお菓子やプレゼントの意味合いを考えて悩みすぎるのはもったいない気がします。
もちろん、バレンタインにチョコレートをくれた相手がそうした意味合いを細かく気にするタイプの方であれば、嫌いという意味合いのあるお菓子は避けるのが無難かもしれません。
でも、気にしないタイプの方であれば、ホワイトデーのお返しは嬉しいと相手が喜んでくれそうなものをプレゼントするのが一番いいのではないでしょうか。
それが、バレンタインにチョコをもらって嬉しい気持ちを一番よく相手に伝えられる方法だと思います。
紅茶が好きな方には、紅茶とマグカップのセットがオススメ。
よく本を読んでいる方には、布製のブックカバーや趣向を凝らしたしおりもいいですね。
お酒が好きな方にはちょっといいワイン。
日頃疲れたーとよく言っている方にはバスグッズなどなど。
相手の方が好きなもので、普段自分では買わないちょっといいものをプレゼントできれば、きっと喜んでくださると思いますよ。
まとめ
いかがでしたか?
バレンタインはキリスト教の聖バレンタインデーから独自に変化を遂げたイベントですが、ホワイトデーについては日本発のイベントであるということがわかりました。
なので、ホワイトデーのお返しについても相手が喜んでくれるものを、あまり気にせずに選べばいいと思います。
お子さんのホワイトデーのお返しについて別記事にもまとめていますので、興味のある方はこちらもご一読ください。
https://smilediary.net/seasonal-ivent/post-1252
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。