たまに見えるお客様のために客用布団を置くスペースがないというおうちに便利なのがレンタル布団。
我が家も何度もレンタル布団を借りたことがあり、衛生的なレンタル布団ならちゃんとメンテナンスしていない客用布団よりいいのではと思っています。
ですが、お客様に泊まっていただくのがフローリングのお部屋の場合は悩みどころですよね。
フローリングを布団に直接敷くとカビる、なんて話もありますし、フローリングに直に布団を敷くとなるとホコリも気になります。
フローリングに布団を直敷きするのはお客様に失礼では…と悩んでいるかたもいるのではないでしょうか。
今回は、フローリングに布団を敷いてお客様に休んでいただくための方法やレンタル布団でマットレスを借りられる業者さんのまとめ、実際にマットレスレンタルを行っているダーリングのレンタル布団&マットレスを使ってみた体験談などをまとめます。
フローリングに布団はお客様に失礼?
フローリングに布団を敷く場合、直敷きはNG!
フローリングに布団を敷いてお客様に休んでいただくのは失礼に当たるのでしょうか?
それは、我が家のように実際にフローリングに布団を敷いて寝ている方ならわかると思います。
フローリングに布団を敷いて寝ること自体は失礼ではないけれど、フローリングにお布団を直に敷いてのおもてなしはNGです。
その理由をまとめます。
布団を直敷きするとフローリングの床の硬さが伝わる
畳の場合はよほど薄い布団でない限り背中が痛いということはないですが、フローリングだとマットレスなどクッションになるものがないと布団を敷いてもダイレクトに床の硬さが伝わってくるんです。
ホコリが舞いやすい
畳より硬く表面が滑りやすいフローリングはホコリが舞いやすいというのはよく知られていますね。
もちろんお客様が見える場合は掃除をしっかりしてお迎えすると思いますが、できれば床面より少しでも布団を高くしたい。
フローリングに布団を直に敷くとカビる
カビは温度(25度~30度)と湿度(80%以上)、栄養素になるもの(有機物)があって発生します。
一晩にかく汗はコップ1杯分とも言われています。
畳には調湿作用のあるい草が使われていますが、フローリングの場合は湿気を逃がせません。
フローリングに布団を直に敷くと布団の湿気と温度(体温が布団やフローリングに伝わりますね)、汗や垢などのカビの栄養素になるものが揃ってしまうんです。
このように、フローリングに布団を直に敷くことはデメリットがたくさんあるんですね。
こうしたことを踏まえたうえで、布団をフローリングに直に敷いてお客様に休んでいただくのは、やはり失礼だと思います。
ちなみに、我が家ではフローリングに布団を敷く前にすのこを使い、毎日布団をしまう前に屋内用の布団干しを使って干して乾燥させています。
ですが、うちの布団が薄いせいか、すのこを敷いて寝ても背中が痛いんですよね…。
カビ対策だと思って割り切っていますが、すのこを敷いて寝ること自体あまりおもてなし向きではないのかなという印象があります。
フローリングに布団でお客様に快適に休んでいただくための方法
お客様の訪問期間や季節にもよりますが、お客様が見えて布団を敷きっぱなしということはなく毎日畳むと思いますので、カビについてはそこまで心配する必要はないと思います。
やはり気になるのはフローリングの硬さから来る寝心地の悪さとホコリですね。
硬さの問題はエアーベッドなどを置ければベストですが、たまにしか見えないお客様にそこまで費用をかけられないですし、置き場所に困るというのもあります。
茣蓙を敷くことでクリアできそうですが、ホコリの問題は残ります。
なので、現実的な方法としてはマットレスを使うのがベストではないでしょうか。
実際に高さが出るのは数センチかもしれませんが、直に布団を敷くよりは幾分マシだと思います。
また、フローリングに直に布団を敷くよりマットレスを使う方がおもてなし感がアップしますよね。
お客様に快適に休んでいただきたいという気持ちが伝わるという意味でも、マットレスの利用をオススメしたいです。
マットレスも購入すると場所を取るので、布団のレンタルと同時にマットレスを借りると負担が少ないですね。
レンタル布団でマットレスを借りられる業者さんって多い?
レンタル布団の業者さんは数多くありますが、マットレスを借りられる業者さんは意外と少ないです。
レンタル布団でマットレスを借りられる業者さんをまとめます。
山形の貸し布団専門店 ダーリング
こちらは山形の貸し布団専門店で東北、関東は翌日配送も受け付けています。
送料は一律1組あたり2500円ですが、沖縄や島しょ部に対応していないのが残念ですね。
東京の貸し布団専門店山下寝具
こちらは明治40年創業の老舗です。
関東近郊、愛知県に自社便のネットワークがあり、自社便対応エリアのみマットレスを借りることができます。
大阪の貸し布団専門店株式会社白光
こちらは大阪の格安レンタル布団専門店で大阪府は送料無料。
マットレスのみのレンタルも2枚から受け付けてくれるのもうれしいですね。
福岡の貸し布団専門店 大ヤブ
こちらは基本自社便として自社布団配達専用車で配送されるそうなので、福岡市内、近郊は送料無料とのこと。
九州にお住いのかたは便利だと思います。
全国に配送してくれるレンタル布団店が多い中で、マットレスは大きさがあるためか自社の配送エリアにないと借りられないという業者さんが多い印象を受けました。
レンタル布団の品質やメンテナンス体制なども調べたうえで利用されるといいと思います。
レンタル布団のダーリングの体験談
昨年我が家でもレンタル布団のダーリングを利用したので、こちらではそのときの体験談をまとめます。
まず、ダーリングの1泊の布団レンタル利用料金(平成30年4月現在)です。
ちなみに1泊~2泊までは同料金です。
コース名 | 料金 (1組あたり) | セット内容 | 備考 |
布団6点セット | 5,400円 | 掛け布団:[側生地]ポリエステル100%、綿20%、充填ダウン65%、フェザー35%もしくは[側生地]綿100%、充填フェザー100%※選択不可) 敷布団:詰め物[上層]ポリエステル100% [中層]固わたポリエステル100% [下層]ポリエステル100%(約4.0kg) 枕:ポリエチレン 掛けカバー:綿100% シーツ:綿100% 枕カバー:綿100% | 夏用セットは掛け布団が夏用に変更 枕サイズ 35×50cm |
布団7点セット | 6点セット+毛布(ポリエステル100%orアクリル100%) | 夏用セットは掛け布団が夏用に、毛布がタオルケット(綿100%)に変更 | |
布団8点セット | 5,800円</td> | 7点セット+マットレス | (7点セットと同じ) |
布団9点セット | 6,200円 | 8点セット+タオルケット | |
夏布団5点セット | 4,400円 | 布団6点セットから掛け布団を除いたもの | |
お客様用羽毛ふとんセット | 6,400円 | 羽毛掛けふとん:(合掛け)ダウン70%、フェザー35% (肌掛け)ダウン70%、フェザー35% 敷ふとん:詰め物・4層構造 [上層・下層]巻き綿 毛50%・ポリエステル50%[中層]プロファイルウレタン+固わたポリエステル100% 枕:アクア中綿(43×63cm/約0.6kg)洗える中綿 掛けカバー:ポリエステル65%、綿35% シーツ:ポリエステル65%、綿35%) 枕カバー:綿100%orポリエステル65%、綿35% | 夏用は肌掛け布団のみ 枕サイズ 43×63cm |
・全国一律送料2,500円、沖縄県、離島、海外への発送は不可。
・オプションにアイスジェルパッド(料金1泊2日480円~)がある。
・布団のメンテナンスはオゾン滅菌機にかけ消臭・滅菌、さらにその後に乾燥仕上げ。
ダーリングの貸し布団のいいところは、細かいコース設定がされており、必要なものだけ借りられるところですね。
レンタル布団はオゾン滅菌機にかけ消臭・滅菌をしたのち乾燥仕上げしてくれるとのことで、衛生的というのもうれしいところです。
実は何度か別のレンタル布団業者を利用したことがあるのですが、そちらはマットレスのレンタルを行っていないんですね。
前にレンタル布団を利用したときは畳の部屋に泊まっていただいたのですが、今回はフローリングの部屋に泊まっていただくことになっていたので、マットレスを借りたいと思ってのことです。
貸し布団のダーリングのお布団の品質は『普通』でした。
来客は義父、上の義妹一家と下の義妹というメンバーだったのですが、一度に5人分(うち1人は2歳児で添い寝)4組借りたので、ケチって布団6点セットとマットレスを借りたためだと思います。
ふかふかで感動! という感じではなく、清潔で安心して使っていただけるという感じですかね。
前に借りたレンタル布団の品質がとてもよかったので、ちょっと布団のランクとしてはイマイチだったかな、義父の分だけでもお客様用羽毛ふとんセットにした方がよかったかも…と思いました。
気の置けない友達や兄弟、従兄弟など近しい関係の方に使う分には問題ないと思いますが、両親や義両親など、しっかりおもてなししたい相手の場合には、お客様用羽毛ふとんセットをオススメします。
ちなみに、昨年レンタルを利用したときはマットレスを単体でレンタルできたのですが、いまホームページを確認するとマットレスのみのレンタルは行っていないようです。
お客様用羽毛布団セットとマットレスを借りることができるのかどうか後日問い合わせてみたいと思います。
まとめ
フローリングに布団を敷いてお客様に休んでいただくための方法やレンタル布団でマットレスを借りられる業者、実際にレンタル布団とマットレスのレンタルを行っている業者・ダーリングの利用体験談をまとめました。
フローリングに布団を直に敷いて寝るのはかなり体も痛くなりますし、おもてなしとしてはオススメできません。
レンタル布団でマットレスのレンタルを行っている業者さんもありますので、マットレスを利用して快適に休んでいただけるように配慮できるといいですね。
マットレスレンタルを行っている貸し布団屋さんで、もっと安いところも見つけちゃいましたよ!
なお、客用布団やレンタル布団についてはいくつか記事を書いていますので、こちらもあわせて参考にしていただけるとうれしいです。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。