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叙勲・褒章の服装で女性はどうする? 色留袖の色や妻の同伴の場合。

冠婚葬祭

叙勲・褒章を受ける女性の方、この度はおめでとうございます。
男性の受章者が多い中、長年の功績を認められての御受章、本当に素晴らしいことだと思います。
また、ご主人様が受章されることになったという方、おめでとうございます。
きっとご主人様も誇らしくお思いのことと思います。

叙勲・褒章を受章される場合は皇居にて天皇陛下と拝謁の機会を賜ることになり、配偶者の方も拝謁の席に同席することができます。
今回は、叙勲・褒章の服装で女性の場合はどうするかについてまとめます。

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叙勲・褒章の服装で女性はどうする?

叙勲・褒章を着用するときの服装は内閣府の『勲章等着用規程』により定められており、『勲章等着用規程』の第三条には次のような規定があります。

勲章等は、 燕尾服若しくはローブデコルテ若しくはローブモンタント又はこれらに相当する制服に着用するものとする。
ただし、大勲位菊花章、宝冠大綬章、桐花大綬章、旭日大綬章若しくは瑞宝大綬章の副章、宝冠牡丹章、宝冠白蝶章、宝冠藤花章、宝冠杏葉章、宝冠波光章、旭日重光章、旭日中綬章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章、瑞宝重光章、瑞宝中綬章、 瑞宝小綬章、 瑞宝双光章若しくは瑞宝単光章若しくは文化勲章、 褒章又は記章を着用する場合には、男子にあつては紋付羽織袴若しくはフロツクコート若しくはモーニングコート又はこれらに相当する制服に、女子にあつては白襟紋付又はこれに相当する制服に着用し、宝冠藤花章、宝冠杏葉章、宝冠波光章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章、瑞宝小綬章、瑞宝双光章若しくは瑞宝単光章、 褒章又は記章を着用する場合には平服に着用することができる

勲章等は、から始まる原則によると、女性はローブデコルテ若しくはローブモンタントとされています。
もちろんローブデコルテやローブモンタントが正式なわけですが、実際はただし書き以下の白襟紋付(色留袖)を着用できるということですね。

また、宝冠籐花章以下の叙勲(勲章)と褒章の場合は平服に着用することができるとありますが、こちらは叙勲(勲章)の等級により平服に着用することが可能であるという規定のようです。
勲章の等級については内閣府の『勲章と褒章の種類』で知ることができます。

父が先日藍綬褒章を受章したためわたしも伝達式と皇居まで同伴したのですが(配偶者以外の拝謁はできないため別室で待機しました)、そのときの写真を確認する限りでは女性の方は着物の方がほとんどでした。
長い丈のワンピースでローブモンタントと思われる洋装の方も見受けられましたが、ほとんどの女性が着物だったという印象です。

叙勲・褒章の色留袖の色は?

叙勲・褒章の着物は、女性の場合は色留袖(白襟紋付)と決まっていますので、受章者の場合は色留袖を着用する必要があります
色留袖の場合、気になるのが色。
男性がモーニング(紋付き袴や略礼装も可とのことですが、ほとんどの方がモーニングでした)で黒ということもあり、淡い色合いのものを選ばれるのがいいですね。
実際に叙勲・褒章の伝達式などで着物の方を見ると、5月だからか若草のイメージの緑や淡い藤色など、濃い色の着物の方はあまりいなかったです。
濃い色の色留袖はノーベル賞などの受賞式ではいいのでは、という説もありますが、できれば淡い色の方がいいですよ。

ちなみに、色留袖じゃなくても家に紋つきのものがあるから…と普通の黒い留袖を着て行くのは避けた方が賢明です。
というのは、黒は皇族にとって『喪』に使われる色だからです。
かくいうわたしも付き添いの服装がわからず日本叙勲者顕彰協会なる団体に問い合わせをしましたが、小物でも黒は避けた方が…という話でした。
家紋の入った留袖があるからそちらを着たいという方、お気持ちもお察ししますが、避けた方がよさそうです。

また、色留袖は紋の数で格が異なるそうですね。
色留袖や着物についてこれを機に調べましたが、色留袖で一番格調が高いものは五つ紋で、背中、両外袖、両胸元の5箇所に家紋が入ります。
五つ紋にしなくてはいけないのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、実際に皇居まで同伴した限り、五つ紋の方はあまりいらっしゃらなかったように思います(気づかなかっただけかもしれませんが)。
色留袖で五つ紋のものは受章(受賞)式や親族の結婚式などの用途でしか使えないほど格調高いものだからということのようです。
色留袖のレンタルを利用する場合も増えていて、五つ紋だと胸元に家紋ではない紋が見えても変ですしね。
三つ紋の方が訪問着としてなど多様に使えるため人気があるようです

叙勲・褒章を受ける女性が記念に色留袖を誂えるという場合は五つ紋でもいいかもしれませんが、三つ紋だから浮いてしまうというようなことはないので安心なさってくださいね。

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叙勲・褒章で妻の同伴の場合の服装は?

叙勲・褒章を受ける方の奥様の場合は、叙勲・褒章者の服装である色留袖である必要はないようです。
訪問着の方もいらっしゃったので、必ず色留袖でないといけないというわけではないですね。
お手持ちの訪問着がある方は訪問着でもいいと思います。

とは言いながら、実際に写真を見る限りではやはり色留袖の方が多かったので、レンタルなさるかたは色留袖をオススメします
色留袖のレンタルの場合、叙勲の付き添いである旨伝えれば、小物などもそれにふさわしいものを貸していただけますよ。

まとめ

叙勲・褒章の服装で女性の場合についてまとめました。

叙勲・褒章を受ける女性の場合はローブデコルテやローブモンタントか色留袖という規定があります。
実際に洋装の方も数名いらっしゃったのですが、色留袖の方がほとんどでしたね。
黒は男性のモーニングと同化してしまうのと皇室では喪を表す色となりますので、淡い色合いのものを選ばれるといいですよ。

和装の場合は着付けやヘアセットなどの手配もありますので、着物を着られる方は早めの手配をオススメしたいです。

なお、叙勲・褒章の男性の服装についてはこちらでまとめています。
https://smilediary.net/family-ceremony/post-2930

叙勲・褒章については他にもいくつか記事を書いていますので、合わせて参考にしていただけるとうれしいです。
https://smilediary.net/summary/post-2999

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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