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発達障害児のためのペアレントトレーニングの費用は? 実施機関によって内容は違う?

発達障害

ペアレントトレーニングは発達障害の子供との接し方を学び、家庭内で穏やかな関係を保つ上で効果があります。
わたしもLITALICOジュニア(民間の発達障害児のサポートを行っている)のペアレントトレーニングを受け、すごく勉強になりました。

ただ、夫婦で受講したこともあるんですが、リタリコのペアレントトレーニングの料金が高くて、途中までしか受けることができなかったんですね。
いつかわたしだけでも続きを…と思っていたところ、住んでいる区の自治体で発達障害児の親に向けたペアトレの講座を見つけて受講してきました。

今回は、わたしが実際に受講したリタリコと自治体のペアレントトレーニングの費用や内容についてまとめます。

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発達障害児のためのペアレントトレーニングの費用

ペアレントトレーニング・リタリコの費用

2017年に我が家で夫婦で受講したLITALICOジュニアのペアレントトレーニングの内容は次の通りです。

【基本編】

内容時間料金
第1回 ほめ上手になろう(前編)
第2回 ほめ上手になろう(後編)
第3回 整え上手になろう(前編)
第4回 整え上手になろう(後編)
第5回 伝え上手になろう(前編)
第6回 伝え上手になろう(後編)
各60分第1回~第2回
12,000円(税込12,960円)
第3回~第6回
20,000円(税込21,600円)

【応用編】

内容時間料金
第1回 観察上手になろう(前編)
第2回 観察上手になろう(後編)
第3回 まとめ
各60分第1回~第3回
20,000円(税込21,600円)

基本編と応用編の全9回を受けると合計56,160円
夫婦で基本編の1回~2回を受けたのでが、それだけで25,920円…。

有意義な講座ではあったのですが、続きを二人で受けるのは費用的に厳しいため、わたしが一人で受けようということになりました。
その後、子供の学校行事で忙しくなったこともあり、わたしが続きの講座を受けることもなく1年が経過してしまいました…。

ペアレントトレーニング・自治体の費用

そんな折、住んでいる自治体で発達障害児向けのペアレントトレーニング講座が行われることを知りました。
全9回、各90分の講座です。

こちらは発達に問題がある小学生の子供ということで、ペアレントトレーニングを受けるために面談が必要という条件はあったものの、料金は無料
慌てて問い合わせの電話をしました。

幸いなことに、講座が行われるのが前にWISCを受けた自治体の教育センターだったため、面談も不要でペアレントトレーニングを受けることができました。
WISCを受けたときの情報が残っていたため、実際に子供が困っているということを面談で説明する必要がなかったんです。

子供の発達検査や検査にかかる時間などについてはこちらにまとめています。
https://smilediary.net/developmental-disorders/post-4793

自治体でペアトレを行っている場合、費用は無料やテキスト代など負担が軽い場合が多いです。
お住まいの自治体でペアトレを行っていないかチェックしてみてくださいね!

ペアレントトレーニングの実施機関

ペアレントトレーニングを実施している機関はいろいろあります。
※こちらで紹介するペアトレの講座情報は2019年1月現在の情報です。

LITALICOジュニアなど、放課後等デイサービスといった発達支援事業を行っている民間の機関
大学
自治体(市区町村、都道府県等)
NPO法人

LITALICOジュニアのスクールは現在関東地方(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、中部(愛知県)、関西(大阪府、京都府、兵庫県)にあります。
特にペアレントトレーニングを受けるにあたり条件はありません。

ペアレントトレーニングの日程はホームページ上では公開されておらず、直接LITALICOジュニアのホームページの問い合わせページまたは最寄りのリタリコスクールに電話して確認する必要があります。
スクールが近くにある方で費用が負担に感じない方は受けやすいのではないでしょうか。

また、ペアレントトレーニングを実施している大学も多くあります。
東北福祉大学(宮城県仙台市)
こちらは1回90分、全6回の講座で、費用は1回あたり2000円とのことです。
福岡県立大学(福岡県田川市)
1回3時間(毎週月曜日)、全10回の講座で、費用はテキスト代1000円とのこと。

大学で行われているペアレントトレーニングは、リタリコと比べると費用負担が軽いですね。
大学は全国にありますので、お近くの大学でペアレントトレーニングを行っていれば通いやすいというメリットもあります。
『ペアレントトレーニング+大学+○○(お住いの市区町村または都道府県)』などで検索してみてくださいね。

自治体でペアレントトレーニングを行っている場合もあります。
ただし、自治体で行われるペアレントトレーニングの場合は、発達障害の診断を受けているなど受講条件がある場合も多いです。

また、受講条件を満たす子供である=子供が発達障害であることが自治体のデータに残る場合もあるので、それが気になる方は避けたほうがいいかもしれません。
ちなみに、わたしは我が子が発達障害グレーゾーンであることを自治体に知っていただいているほうが通級などの支援を受けやすいと考えているので、全くこの点は気になりませんでした。

ペアレントトレーニング講座を実施するNPO法人もあります。
お住まいの近くにペアレントトレーニングを行っているNPO法人を探してみるのもいいかもしれませんね。

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ペアレントトレーニングの内容

ペアレントトレーニング・リタリコの場合

ペアレントトレーニングの内容ですが、わたしが受けたLITALICOジュニアのペアトレ(基本編2回)は理論+参加者の意見を講師が聞くという流れでした。
人数は6名で、土日開催の講座だったので、夫婦で参加されている家庭がうちを含め2家庭、後はお母さんが一人で参加されていました。

ABA(応用行動分析学)に基づいた理論の説明があり、1名の講師が参加者の感想や意見を聞きながら理解を深めてくれていると感じました。
1回目の講座の後には宿題が出され、2回目の冒頭で宿題に取り組んだ参加者のフィードバックの発表と講師の感想・アドバイスがありました。

ペアレントトレーニング・自治体の講座の場合

自治体で受けた全9回のペアトレは、理論+ロールプレイングという形式で行われました。
人数は9名で、平日の講座だったこともあり、参加者はすべてお母さんでしたね。

こちらもABA(応用行動分析学)に基づいて行われており、講師は2~3名。
その回の講義内容の説明の後、講義内容に即したロールプレイを参加者同士で行い、ロールプレイを行った感想を講師が聞いていくというスタイルでした。
自治体の講座でもリタリコ同様1回目から宿題が出たので、2回目からは最初に参加者全員の宿題のフィードバック&講師のアドバイスがありました。

ここで勉強になったのが、気恥ずかしくてあまりやりたくないロールプレイ
実際にやってみると子供の気持ちを感じられたり、悪い例でやってることが普段の自分まんまじゃん…と反省したりすることが多く、勉強になりました。

また、自治体の講座は参加者が多かったので、参加者のフィードバックも学びが多かったです。
苦労しているのはわたしだけじゃないんだな…と思えて励まされたというメリットもありましたよ。

あとは、これはホントにラッキーだったのですが、自治体の担当の方がとても親切で、子供の行事で受けられなかった日程の分の講義の補講をしてくださりました。
すべての自治体がそうではないと思うので(やる気のない職員さんとかいますよね…)、すごくありがたかったです。

まとめ

ペアレントトレーニングの費用や実施機関、わたしが実際に受けたペアトレの内容についてまとめました。

ペアレントトレーニングの費用は、LITALICOジュニアでは2回で12,960円。
自治体の講座では全9回で無料だったので、費用面ではやはり自治体の講座がありがたいですね。

ただ、自治体の講座は受講条件があるので、診断がある方でないと受けられないかもしれません。
また、子供の情報が自治体に残るということがあるので、その点が気になる方は避けたほうがいいかもしれませんね。

ペアレントトレーニングを行っている機関は他にも大学やNPO法人などがあります。
お住まいの近くでペアトレを行っている機関がないか調べてみてくださいね。

うちの自治体の場合は、費用が無料だからといって自治体の講座の内容が充実していないということは決してなかったです。
むしろ補講をしてくださったり丁寧に参加者の意見を拾い上げてくださり、ありがたかったです。

いろいろな機関で講座を行っていますので、ペアレントトレーニングに興味のある方はぜひ受けてみてくださいね。

ちなみに、ペアトレは子供が小さいほうが効果が期待できるのか、自治体の講座の対象年齢は小学校低学年の子供の親限定とされていました。
確かに反抗期になってからでは親の意見ってあまり聞いてくれなくなったりしますし、療育なども早く始める方が効果があると言われています。
わたし自身も1年も気になりつつもペアトレに通えないままになってしまって反省している部分もあるので、関心があるときにぜひ早めに受けてみてくださいね。

なお、発達障害のお子さんがいる方に向けて他にも記事を書いていますので、あわせて参考にしていだけるとうれしいです。
発達障害の子がいるママ友(療育ママ友)との付き合い方についてまとめています。
https://smilediary.net/socializing/post-2757

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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