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発達障害の子供と旅行。飛行機に乗る準備や電車で迷惑をかけない方法は?

発達障害

発達障害の子供と旅行に出かけるときは、特に移動の負担感が特に強く感じられがちです。

うちの発達障害グレーゾーンの息子はADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性があるため、公共交通機関での移動で迷惑をかけないように心がけるのが大変。
ASD(自閉症スペクトラム障害)で感覚過敏の子供の場合は、工夫で負担感を減らす工夫をしたいですね。

今回は、発達障害の子供と旅行する場合に、長距離を飛行機や電車で移動するための準備について、うちの子や友達の話を元にまとめます。

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発達障害の子供と旅行するときに心がけたいこと

発達障害の子供と旅行するときに心がけたいことは2つあります。
・混雑する時間帯を避ける
・スケジュールをゆるめに組み、子供が休める時間を作る

発達障害の子供に限らずに心がけたいことですが、特に発達障害の特性が強く出るお子さんの場合は注意したいですね。

混雑する時間帯を避ける

混雑している時間帯だと、子供が人混みや列に長時間並ぶことにストレスを感じやすくなります。
また、人混みで子供の特性が強く出てしまったときに子供を落ち着かせるのは大変。
周囲の方に迷惑をかけるだけでなく、混雑で気が立っている大人に怒声を浴びせられて子供がトラウマになってしまうかもしれません。
最近は怖い事件も多いですから、自衛のためにもできるだけ空いている時間帯に出かけるようにしたいですね。

スケジュールをゆるめに組み、子供が休める時間を作る

公共交通機関での移動だけではなく、自家用車でも長時間の移動は子供にとって負担になります。
ADHDで大人しくしていることが苦手な子にとっては、長い時間電車で座っているだけでもとても苦痛に感じることがあります。
自家用車でのんびり休みながら行く方法もありますが、車酔いする子もいますしね(うちの子も小学生になってから車が苦手になりました)。

また、ASDで感覚過敏が強い子にとって、飛行機の閉鎖空間がストレスになることもあります。
シートやシートベルトの感覚が耐え難く感じられることもあるかもしれません。

長距離の移動の場合、どうしても移動手段が限られてしまい、子供に負担をかけることを避けることは難しいかもしれません。
ですが、スケジュールにゆとりを持ち、子供が休めるようにすることで負担感を減らすことはできます。

もし乗り継ぎの駅や空港で子供の遊び場があれば、少しでも遊ぶ時間を作ってあげるといいですね。
長時間の移動かつ移動にストレスを感じる子供の場合は、経由地で1泊するという方法もありますよ。
日程的な都合もあり難しいかもしれませんが、往復のどちらかだけでも取り入れられるといいと思います。

発達障害で飛行機に乗る場合の準備

飛行機で子供が心配だと思う理由を明確にしよう!

発達障害で飛行機に乗るのが心配という方もいるかもしれませんね。
その場合、まず飛行機に乗ることの何が心配なのかを明確にすると対処がしやすいですよ。

うちのADHDグレーゾーンの息子は飛行機に乗ること自体に特別なストレスを感じるタイプではなく、長時間じっとしているのが苦手。
なので、退屈をしのぐ対策さえしていればOKでした。

具体的には本やタブレット、ゲームにイヤホンをセットして渡したら問題ナシ。
あ、発達障害とは関係ないですが、機内の気圧の変化に対応するためも兼ねて飲み物やキャンディも準備しましたね。

発達障害で感覚過敏のある子供の場合は、できるだけ不快感を減らす対処をしておくと安心です。

発達障害で聴覚過敏の場合はイヤーマフノイズキャンセル機能のあるヘッドホンイヤホンを持っていくといいですね。
ANA、JALの国内線では使えるのですが、航空会社によって、また海外便の場合などはBluetoothが使えない場合もありますので、音楽を聴きたい場合は有線で接続するタイプのヘッドホン、イヤホンが安心ですよ。

発達障害で嗅覚過敏が心配な場合はマスクがあると安心です。
触覚過敏でシートの手触りが気になる子供の場合は、子供が好む手触りの素材のタオルやブランケットがあるといいですよ

国内線では2時間、国際線では10時間以上機内にいることになりますので、快適な環境作りをしてあげたいですね。

航空会社のサービスはご家庭の判断で利用しよう!

航空会社によっては発達障害であることからサービスを受けられることもあります。
ANAとJALでは発達障害があることを申し出るとサポートを受けられるそうです。

ANA:『知的障がい・発達障がいのあるお客様』
JAL:『知的・発達障がいのあるお客さま』

ただし、サポートを受ける場合は発達障害児1人につき付き添いが1人必要で、付き添いとなった場合は3歳未満の子供を同伴するときにもう1名大人の付き添いが必要だそう。

例えば、5歳の発達障害児と2歳の妹を連れた母親が3人で飛行機に乗ることはできないんです。
混雑を避けて母子だけ先に帰省したいときなどは、かえってデメリットになってしまうかもしれませんね。
うちは実際に5歳の息子と2歳の娘を連れて3人で帰省したことがありますが、サポートなしでも何とかなりました。

メリット・デメリットを考えて、ご家庭の判断でサポートを利用するかどうかを判断するといいと思います。

ちなみに、ASDグレーゾーンの友達は、小学生になってすぐの夏休みに一人で飛行機に乗って帰省したよ、と言っていました。
ANAとJALでは6、7歳(希望により11歳まで)の子供が一人で飛行機に搭乗する場合のサポートがあるので、それを利用したそう。
※ANAはキッズおでかけサポート、JALではANAジュニアパイロットというサービスです。
キャビンアテンダントさんが保護者から子供を引き取り飛行機を降りて親戚に送り届けるまで責任を持って預かってくれるので安心だと言っていました。

うちの子も子供の友達もグレーゾーンで発達障害の程度としては軽いからかもしれませんが、発達障害だから飛行機に乗れないということはありません
必要以上に警戒しなくても大丈夫ですが、万全の準備をして臨みたいですね。

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発達障害のために電車で迷惑をかけないようにする方法

発達障害で電車に乗るのが苦手な場合も、ADHDとASDでは理由と対処が異なってきます。

大人しくできないADHDの特性が強い子の場合は、やはり退屈にならないように心がけてあげるのがいいですね。
ASDの子の場合は、感覚過敏のせいで辛くならないように、環境を整えてあげるのが大事です。

長距離移動の場合はBOXシートになる指定席を予約して座って行くのが安心です。
幼児がいる場合は席を確保することでお金がかかりますが、それはもう必要経費と割り切ったほうがいいです。
うちも下の子はまだ幼児ですが、下の子の分も子供料金を払って指定席を取ってしまうようにしています。

2人の場合は、席を指定するときに車両の一番前の席にするといいですね。
前の席を蹴飛ばして迷惑をかけるのを避けることができますし、先頭車両でなければ騒いだときにデッキに移動するのも楽です。

電車移動の場合、どうしても子供が落ち着かない、暴れて迷惑をかけるといった場合は、途中下車してしまうのが一番です。

狭い車内で子供が暴れる、大声で泣き叫ぶ…となったとき。
無理に宥めようとするよりも一度電車を降りてクールダウンした方が、子供の気持ちの持ち直しが早いということはままあります。
子供を落ち着かせなくてはと焦る気持ちが子供に伝わって悪循環になってしまうということも避けられます。

電車を利用する場合は次の電車の自由席に空きがあれば座れるというメリットもありますので、特に予定に余裕をもって出かけるようにされるといいですよ。
普段下りない駅で降りることになったけど、せっかくだから散策をしてみよう…というように、ゆとりをもって予定外の行程を楽しめるようにしたいですね。

まとめ

発達障害の子供と旅行をする場合の飛行機や電車の利用のための準備についてまとめました。

発達障害でなくても、旅行で長距離移動すること、とりわけ飛行機や電車を利用することに子供はストレスを感じるもの。
混雑を避け、スケジュールに余裕を持たせて日程を組みたいですね。

飛行機の場合は乗ったら降りるまで出ることができないので、子供が飛行機に乗るときにどのようなことが心配かを考えてしっかり対策を立てたいですね。
電車の場合はどうしても子供が落ち着かない場合は途中下車をして、その行程をも楽しめるようなゆとりがほしいところです。

なお、発達障害児を連れて帰省をするときは、親戚などからの理解を得られなくて苦しい思いをすることもあります。
親も子も苦しい思いをしないように、帰省のときの心構えについてこちらの記事にまとめています。
https://smilediary.net/socializing/post-4831

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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