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幼稚園で発達相談を勧められたら療育と併用可能? 3歳児健診でわかった我が子のケースも併せて紹介。

発達障害

発達の遅れや落ち着きのなさ、お友達とのトラブルなど園の様子を幼稚園で心配されて先生に発達相談や療育を勧められたという方。
いますごく複雑なお気持ちになられていると思います。

わたし自身、上の子が3歳児健診で多動気味と指摘され発達相談を勧められたことがあるので、お気持ちお察しします…。
うちの子の場合は発達相談を受け、就学前まで定期的に親子で個別相談に通うことになりました。

発達相談をして自分の子が『普通じゃない』と言われたらどうしよう?
療育を受けることで小学校で普通級に通えなくなったら…とお悩みのお母様もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は幼稚園で発達相談や療育を勧められたお母様に、実際に発達相談を勧められるというのはよくあるケースなのか、幼稚園と発達相談・療育は併用可能なのかどうかについて、わたし達親子の発達相談の体験談を交えながらまとめます。

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幼稚園で発達相談を勧められたらどうする?

幼稚園で発達相談を勧められたお母さまは、ご自身のお子さんが心配な気持ちだけでなく、指導力のなさをうちの子がおかしいみたいな言い方をして! と幼稚園への不信感が募る気持ちもあると思います。
こんな風に幼稚園で発達相談を勧められることはよくあることなのでしょうか?

幼稚園で発達相談を勧められることはそんなに珍しいケースではないようです。
実際に上の子の幼稚園で同じクラスのお友達・Aくんがやっぱり年少の早い段階で先生に幼稚園で先生に発達相談を勧められたそうで、うちの子はおかしくなんかない! と憤慨していました。
Aくんのママは発達相談に通うことはなく、下の子は絶対にこの園には入れない! と言い、実際に下の子は別の園に通わせていました。

幼稚園で先生に発達相談を勧められたAくんとうちの子は3年間同じクラスだったのですが、その後、Aくんは他のクラスのママにまで知られるくらい問題行動が増えていきました
年中の保育参観日、Aくんは勝負に負けたことが悔しくて暴れてしまい、先生がどんなになだめてもどうにもならず。
ママが「あーもう…」と疲れた顔でAくんのところに寄っていった様子が目に焼き付いています。

明らかに問題行動があると周囲が認識できるようになる前に対処をしていたら、少しでも程度が軽く済んだのでは、少なくともママの精神的な負担は軽くなったのでは…と思わずにいられません。

幼稚園の先生はたくさんの子供を見てきた幼児教育のプロですから、先生から発達相談を勧められる場合には何かしらお子さんの園生活で問題があることが多いです。
ここで忘れてはいけないのは、先生はお子さんがコミュニケーションや理解力などで困っている様子を見て、助けたいという気持ちから専門的な相談を受けた方がいいと勧めているということです。
実際にわたしが上の子の発達相談に通うようになってから、施設の先生も早く様子を見せていただいて適切なサポートをすれば困り度を減らすことができるとおっしゃっていました。

発達相談を受け、適切な療育を受けることは、本人の『困り度』を減らすために大事な役割を果たします
本人の特性がすぐに変わることはありませんが、発達相談を受けて対処方法を教えていただければ子どもの対応も変わりますし、何より親御さんご自身の気持ちの持ち方も変わってきます。
発達相談を受けて必ず発達障害だと言われるわけでもありませんので、ぜひ相談を受けていただきたいと思います。

幼稚園と療育の併用はできる?

幼稚園と療育を併用できるか心配に思っている方もいるのではないでしょうか。
園の方針にもよりますが、幼稚園に通いながら療育に通うことも可能です。

うちは隔月から月1回のペースで個別相談に通っていたので、全然併用することは問題なかったです。
上の子の幼稚園では何人か相談施設に通っている子がいて、週1回などのペースで集団療育に通所をしている子が何人かいました。
毎週決まった曜日に午前中からの療育で幼稚園を休む子もいれば、降園後に通っている子もいましたよ。

また、下の子は定型発達ですが、同じクラスに週1回集団療育に通っているお友達もいました。
上の子の話をしていたら実は…と教えてくれましたが、あまり療育に通っていることを公にするお母さんは少ないです。
実際に上の子の園のお友達も下の子の園のお友達も、みな傍から見ると問題を抱えているようには見えない子ばかりですし、そこまで療育に通うということを不安に感じなくてもいいのではないかと思います。

週1回の通所をしているお友達も幼稚園生活に支障があるわけではありませんし、通常保育では問題なく生活できていました。
うちの子も隔月の発達相談を受けながら、園生活は楽しく送っていました。
お友達とのトラブルもそれなりにありましたが、人が好きな子で他害がある子ではなかったこともあり、概ね問題なく過ごせたと思います。
お子さんの状況にもよりますが、幼稚園と療育の併用は可能であり、実際に併用しているお子さんもたくさんいるということをお伝えしておきます。

入園面談後発達相談に通うことが決まった場合に幼稚園を転園、退園するよう勧められることはある?

また、上の子は入園の面談後に3歳児健診があり、そのときに発達相談を受けるよう勧められましたが、その話を園にしても入園許可が取り消されるようなことはありませんでした
他のお友達に聞いても、上の子の園も下の子の園もどちらも私立園でのびのびとした園だからか、幼稚園を退園したり転園したりするよう言われたという話は聞きません。

ただし、これは園の方針にもよるので、もし幼稚園の入園の面談前に発達相談や療育に通っている場合は、入園の面談時に相談する必要があるかもしれません。

規律正しい園、行儀作法に厳しい園などで、入園を断られそうと心配な場合は、願書を取りに行く前に相談してみると安心ですね。
入園後に万が一でも入園取り消しになったら、親御さんもですがお子さんがとても気落ちすることになると思いますし、週の決まった曜日に療育のために園をお休みをする場合は幼稚園に黙って療育との併用は難しいです。

ちなみに、うちの場合はわたしが心配症だったからか、幼稚園の個人面談は3年間その日の最後の時間枠でゆっくりお話をできるよう配慮していただいていましたが、他のお友達ママはそういうこともなかったようです。

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3歳児健診で発達相談を勧められた我が子のケース

3歳児健診で発達相談を勧められた我が子のケースを紹介します。
うちの子は3歳児健診で待ち時間にぐるぐると室内を走り回っていたことから多動ではないかと指摘され、希望があればということで区の未就学児の相談施設を紹介され、WPPSI検査を受けました。
知的には問題がなかったためか病院で診断を勧められることはなく、診断名が下されることないまま隔月の個別相談を受けるようになりました。

個別相談の内容は、30~40分の子どもの発達を見る数種類のテストがあり、その後に30~40分の母親との面談という感じです。
親との面談時に子ども達(下の子も連れて行っていました)は同じ部屋で遊んでいますが、少なくともうちの子は遊びに夢中で話を聞いていなかったので気兼ねなく相談できました。
年中からは巧緻性が低いということで身体訓練的なアプローチからの個別相談も隔月で入るようになり、月1回の通所ペースになりました。

子どもが先生とテストをする様子をそばで見て言語能力や姿勢(座る姿勢など身体的な部分も先生とテストをするときの向き合い方という意味合いも)を見て問題点を理解でき、その後先生と面談をして細かい部分を指摘していただくという時間がとてもわたしには貴重でした。
知的な遅れがないことにホッとしたり、座位(座る姿勢)を維持できない様子を見て体幹の弱さを感じたり、先生との面談で気づかない問題点を指摘していただいたり。
何より母として困っていることを先生に相談できるのは本当にありがたかったです。
下の子も個別相談に連れて行っていたので、発達に全然心配ないですよと言っていただけたのもほっとしましたね。

上の子の小学校入学にあたり、発達相談を受けていたことを就学前検診で小学校にも伝え施設から申送書を作成していただきましたが、うちの子の場合は支援級を…と勧められることもなく、普通級に通っています。
発達相談自体も、就学後は小学生になってから通所する施設もありましたが、そちらに通所する必要はないと判断されて、行政の窓口を利用しての相談は終了しました。

上の子の園で療育に通っていたお友達は入学後も集団療育の場に通っている子もいますが、全員普通級に通っています
療育に通うことが必ず支援級に通うということにはならないことと、早いうちに専門の先生に見ていただくことは母子ともに大きなメリットがあることをお伝えしたいと思います。

支援級を勧められても最終的な選択権は親御さんになります。
また、発達相談を受けていたことを伝えるかどうかも住んでいる区の施設では任意でしたので、その場合は伝えないという選択肢もあります。
もし発達相談を受けることで小学校の普通級への入学が難しくなるのでは…と心配の方もいると思いますが、まずはお子さんのために必要だと思われる発達相談をぜひ受けていただきたいと思います。

まとめ

幼稚園で発達相談を勧められるということは、何かしら先生の方で『お子さんが困っているのでは』という心配があるということです。
早めに対処することで親御さんのお子さんへの接し方が変わり、接し方が変わることでお子さんの困り度を減らすことができることも多いです。
また、親御さん自身も育児で悩んでいることや困っていることがあるときに相談できる窓口があるということは、とても心強いと思います。

お子さんの通っている幼稚園やお子さんの状況にもよりますが、幼稚園と療育を併用しているお子さんは公にはしていなくても意外といます。
発達相談に行き療育を勧められても幼稚園に通えなくなったり転園を勧められることは経験上聞かないですが、規律の厳しい園の場合などはそういうケースもあるようです。
もし心配な場合は園に相談してみてもいいと思います。

発達相談や療育を受けたからと言って小学校で必ずしも支援級に通うということではありません。
もし幼稚園で発達相談を勧められたときは、まずはお子さんの困り度を減らすために、発達相談を受けていただきたいと思います。

なお、子供の発達障害が心配な方に、発達障害グレーゾーンのうちの子が受けた知能検査について、別の記事にまとめています。
https://smilediary.net/developmental-disorders/post-4793

発達障害がある子供が療育に通うようになるとできる『療育ママ友』との関係についても別記事にまとめていますので、興味があれば参考にしてみていただけるとうれしいです。
https://smilediary.net/socializing/post-2757

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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