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私立中学の合同説明会デビュー。何年生から?子供は連れて行く?

子供の勉強・習い事

先日、私立中学の合同説明会に行ってきました。
子供はまだ中学年ですが、実は私自身が中学受験経験者で、30年以上前の常識とは違う部分もあるのではないかという考えもあり、早めに情報収集をすることにしました。

私立中学の合同説明会は一度に多くの学校の情報収集ができるチャンス。
情報収集は早い方がいいと言いますが、何年生くらいから行けばいいのか気になりますよね。
また、子供の進路のための情報収集ですが、子供は連れて行った方がいいか気になるという方もいるのではないでしょうか。

今回は、私立中学の合同説明会に行ってみた経験をもとに、何年生から行くのがいいか、子供は連れて行った方がいいのかについてまとめます。

私立中学の合同説明会とは?

私立中学の合同説明会は、首都圏なら東京国際フォーラムなど大規模展示場などで行われます。

私が行った合同説明会は一般財団法人東京私立中学高等学校協会と朝日新聞社が共催している『東京私立中学合同相談会』。
2019年の東京私立中学合同相談会には175校の学校が参加し、例年3万人ほどの来場者がいる一大イベントです。
一度にたくさんの学校のパンフレットをいただけますし、参加学校ごとに設けられたブースでは直接先生に生の声を聞くことができるのが魅力ですね。

ベネッセでも東京私立中学合同相談会の翌週に国際フォーラムで合同説明会を行っていましたし、5月は年度が変わり志望校を定めるにはいい季節なのかもしれません。

一般財団法人東京私立中学高等学校協会では規模の大小はありますが、毎月のように私立中学・高校の合同説明会のイベントを行っていますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
なお、一般財団法人東京私立中学高等学校協会のホームページはこちらです。

私立中学合同説明会は何年生から行くといい?

私立中学の合同説明会は一度にたくさんの学校でも情報を得られる分、どこから話を聞いたらいいのかわからない…という面もあります。
まだ子供の学力が定まらないうちに足を運んでも無駄足なのではという考え方もあります。
確かに、中学受験とは何ぞや? という段階で何となく行ってみても実りある情報は得られないかもしれません。

実際に合同説明会で学校のブースに並んでいたところ、アンケート用紙が配られ学年等を書く学校もあったのですが、列の前後の方の子供の学年は5年生、6年生でした。
夫婦で来ている方は『偏差値や校風などを考えると…』などと志望校選びについて話をされていて、現実に志望校選びで来る方は5年生、6年生で足を運ばれているようでしたし、。
ただ、明らかに未就学児と小柄な2、3年生くらいの子供を連れたご夫婦もいたので、高学年にならないと参加できないということではもちろんありません。

うちの子の場合はまだ中学年で、6年生まで中学受験のモチベーションを保つことができるのかもわからない状態。
志望校選定というよりは中学受験が本当に必要なのか、子供に合う学校はあるのか知りたいという情報収集のためだけに足を運びました。
アンケート用紙を学校に提出しても5年生、6年生の親御さんが多い中熱心な親御さんですね、と言われたりもしましたね。

ですが、私の場合は実際に足を運んでみて勉強になりましたし、行ってよかったと思いました。
というのも、合同説明会参加にあたり、事前に何校か気になる学校をリストアップして口コミを調べていたため、無駄のない情報収集ができたからです。

我が家の場合は、まだモチベーションが保てるかわからないということもあり、とりあえず通うのに負担がない距離・アクセスでいい学校がないかを調べようということで、自宅から近いか、同じ路線である学校をリストアップしました。
合同説明会に参加する学校すべてに話を聞くのは難しいので、校風や偏差値、難関大学進学の実績、制服など、それぞれのご家庭で話を聞きたい学校をチェックしておくといいですよ。

滑り止めなど現実的な志望校を決めるという意味では確かに3年生、4年生での合同説明会参加は早すぎるかもしれませんが、目的意識をしっかり持って参加すればまだ中学年以下でも実りある情報収集ができます

私が実際に私立中学の合同説明会に行ってよかったと思った理由は次の通りです。
・口コミの情報(受験サイトの情報など)と実際の情報を確認できた
実際に学校のブースで話を聞いてみて、口コミ通りだなと思う学校もあればアレ? と思う学校もありました。
具体的には、規律の厳しい学校より自主性を重んじる学校をと謳っている学校でも、実際には管理意識が強いのかなと感じた学校がありました。

また、フォローアップが手厚いと言われている学校でも、実際中学から高校への進学時の対応が厳しいと感じる学校もありましたね。
具体的には、進学率は高いが高校進学の学内基準に満たない場合の救済措置がない、というようなことです。

口コミはそれを書いた方の主観も入りますし、子供の個性の違いなどもあるため、鵜呑みにせずに直接学校に確認した方がいいと勉強になりました。

・中学受験をする家庭(親)の様子を見ることができた
合同説明会にはたくさんの方が足を運んでいました。
私のようにお母さんだけの人もいれば夫婦で来ている人、高学年の子供を連れてきている人など様々。
ですが、みな子供の教育に対する情熱がすごく、意識の高さを窺い知ることができました。

実は、中学受験に対して懐疑的な考え方もある中で『私が過剰に私立中学に期待し過ぎているのかな』という気持ちも少しあったんです。
自分が決して特別ではないと感じることができてよかったです。

また、合同説明会に来ている他の親御さんを見ていると、ブランドバッグ持参の方が多く、やはりハイソな方が多いのかなと感じましたね。
セレブなお友達ができたら庶民の金銭感覚をしっかり教えないといけないなと感じたりもしました。
まあ順調に塾通いを続けて受験できるかどうかもわかりませんが、これも情報収集の一環ですね。

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私立中学の説明会は子供を連れて行った方がいい?

私立中学の説明会へは子供を連れて行った方がいいかについては、『志望校が決まった段階であれば行ってみてもいいが、必ずしも連れて行く必要はない』と思います。
というのも、実際に合同説明会に行ってみてものすごい人混みと会場の熱気で疲れてしまったからです。

合同説明会の会場は、ホール外側にある受付を通り、入口側に個別説明コーナーやセミナールーム、参考書販売コーナー、奥に各学校のブース、それを取り囲むようにパンフレットコーナーが配置されていました。
中央通路側には中学受験関連企業のブースもありました。

パンフレットを貰うだけなら外周のパンフレットコーナーを回るだけで終わりですが、実際は各ブースに話を聞くためにたくさんの保護者が列を成していて大変な混雑でした。
人気校には整理番号を貰って番号順に説明を聞く学校もあれば、『たくさんの保護者の方に説明を聞いていただくために、お一方10分ずつの時間とさせていただいております』という注意書きをするなど、混雑緩和のための努力をしている学校もありました。

一番並んだ学校の待ち時間は1時間ほどで、もちろん椅子などはなく立ちっぱなしですし、大人でも疲れてしまいました。
それでも子供を連れて行くメリットといえば、子供が志望校の先生に直接お話をお聞きできることで、子供が行きたいと言うのであれば連れて行ってもいいと思います。

ただ、そこまで志望動機がはっきり絞れているなら、各学校で開かれる個別の学校説明会学園祭の方が濃い話を聞くことができるので、個別の学校説明会や学園祭に行くことをおすすめします。
個別の学校説明会であれば質疑応答の時間に他の方の質問と回答も聞くことができますし、学園祭であれば実際にその学校に通う生徒さんの生の声を聞くこともできますから。

ちなみに、私が今回の合同説明会で話をお聞きしたのは10校ですが、11時前に到着し、10校のブースで話を聞くのにトイレ休憩もなしで15時くらいまでかかってしまいました。
1時間の行列に先の家族連れの子供達は辛抱強く黙って並んでいましたが、正直なところ見ていて痛々しいくらいでした。

個人的には、子供が行きたいと思う学校が2、3校程度まで絞れていて、実際に話を聞きたい気持ちがある高学年の子供なら頑張れるかもしれませんが、まだ志望校も絞れていない段階でたくさんの学校の話を聞く場合は子供の負担が重すぎるように感じました。
合同説明会での情報収集は親だけで行い、ある程度志望校が絞れた段階で個別の学校説明会や学園祭に行く方がいいと思います。

まとめ

私立中学の合同説明会に行ってみた経験をもとに、何年生から行くのがいいか、子供は連れて行った方がいいのかについてまとめました。

私立中学の合同説明会に参加される方は5、6年生の子供がいる方がほとんど。
実際に子供の成績を踏まえた上で志望校選びのために足を運ぶのであれば、高学年になってからの参加で十分間に合います。
ただ、目的意識を持って参加すれば、子供が中学年以下の場合でも十分参考になる情報収集ができます。

我が家の場合は中学受験が本当に必要なのか、私立中学はどのような学校があるのかという情報収集のために足を運びました。
実際に自宅から通うのに負担がない距離・アクセスであることを重視してリストアップした学校10校ほどに話を聞いてみて、口コミと実際の先生の話との違いとを感じたりもしましたね。
漫然と行ってみるのではなく、事前に何校か気になる学校をリストアップして口コミを調べておくなど目的意識を持って参加したほうが実りある情報収集ができますよ。

私立中学の合同説明会はたくさんの学校が集まり一度にたくさんの情報収集ができる反面、ものすごい人混みと会場の熱気で疲れてしまいます。
そのため、2、3校程度まで絞った志望校の先生に実際に話を聞きたい気持ちがある高学年の子供なら頑張って話を聞けるかもしれませんが、まだ志望校も絞れていない段階で子供を連れて行くのは子供の負担が重すぎると思います。
また、志望校がそこまで絞れている段階であれば、個別の学校説明会や学園祭に足を運んだ方がより濃い情報収集をすることができるので、子供が合同説明会に行きたいという関心を示している場合以外は親だけの参加をおすすめします。

最後に、これは合同説明会でというよりは、合同説明会で説明を聞きに行くための学校をリストアップするときに感じたことを書きます。
私自身が中学受験経験者で、その当時の学校の校風の印象が強いのですが、学校によっては校風が変わったり、かなり個性的な教育を取り入れていたりする学校もあるということもわかりました。
学校の難易度などについても変化がありますし、当時は一部の共学校以外は国語・算数の二教科受験が主流だったので、そのときの偏差値と現在の偏差値が同じであっても実際の難易度は相対的に上がっていると感じました。

中学受験に対する経験を過信せず、ちゃんと情報収集しようと思えるようになったのが、個人的には一番の収穫だったかもしれません。

なお、中学受験を検討し始めたときに参考になった本も合わせて紹介しておきます。

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こちらの本で中学受験の問題を読み、『あーこれは私の時代とはレベルが違う』と痛感しました。
中学受験経験のない親御さんの場合は特に、難関校の国語の問題を読むと衝撃を受けると思います。
ぜひご一読いただきたい本です。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。

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