休日や夜間の子供の怪我や急病は本当に焦りますよね。
うちも先日、子供が夜9時過ぎにお風呂上りに階段で転んで顎を切り、3針縫いました。
♯8000で通院をすすめられ、♯7119の救急相談で紹介された4件の病院で断られ。
4件目の病院で教えてもらった5件目の病院に滑り込んだのが10時半過ぎ。
帰宅した時には11時を回っており、本当に大変でした。
今回は、そのときの経験を踏まえて、夜間や休日の子供の怪我や急病時の対処方法、♯8000がつながらないときはどうするかについてまとめます。
夜間に子供が怪我や急病の場合、まず重症度をチェック!
休日や夜間に子供が怪我や急病になった場合、病院にかかった方がいいのか迷いますよね。
そんなときにまずするべきことは、重症度のチェックです。
救急車を呼んだ方がいい場合
頭を打って意識がない、体の大部分を火傷したなど、明らかに救急車が必要な場合はすぐに119番です。
東京都の救急受信ガイドにはためらわず救急車を呼んでほしい症状が載っていますので、参考になさってください。
翌朝(休日の場合は平日)を待たずに診察を受けたい場合
救急車を呼ぶほどではないけれど、翌朝まで待てないという症状もありますね。
その場合は、#7119など自治体の救急相談窓口で案内された病院に受け入れ可能か確認の電話をしてから行くのが確実です。
#7119は総務省消防庁の救急安心センター事業。
原則24時間365日住民の救急相談に応じる電話窓口です。
宮城県、埼玉県、東京都、大阪府、奈良県、福岡県の全域と
札幌市周辺、横浜市、神戸市、田辺市周辺で実施されています(平成29年10月13日現在)。
関連リンク:#7119(救急安心センター事業)関連情報
救急相談窓口が設置されていない自治体でも、様々な形で夜間や休日の診察体制を整備しています。
自治体によって休日診療所を設けているところもあり、病気であればそちらの方が早く診察していただけるかもしれません。
ただし、内科・小児科のみで怪我は対応していない場合などもあります(うちの自治体がそうでした)。
お住まいの自治体のホームページで確認していただくのが確実だと思います。
※#7119やホームページなどの情報で得た病院情報では受け入れ可能かはわかりません。
うちの子の顎の縫合のときは、#7119で紹介された4件すべてNG。
4件目の病院で聞いた5件目の病院に電話してやっと受け入れてもらえました。
病院に行く前に必ず受け入れ可能か確認の電話をしてから行ってくださいね。
病院に行くべきかわからない場合
一番どうしていいかわからないのは、症状を見て病院に行くべきかわからないときですね。
#8000で病院にかかるべきか相談するのが確実です。
#8000は厚生労働省の小児救急電話相談事業。
休日や夜間の子供の病気や怪我の対処法や通院した方がいいかなどの相談ができます。
全国で実施されていますが、時間帯は都道府県によって異なります。
参考:小児救急電話相談事業(#8000)
電話では『子供の年齢・症状・住所(町名レベル)』を訊かれます。
動揺してしまう気持ちはお察ししますが、落ち着いて病状を正確に伝えましょう。
ちなみに、#8000では病院に行くべきかなどは教えてくれても、病院の案内はありません。
病院に行くつもりの方は#8000にかけずに受け入れてくれる病院を探した方が早いです。
子供の怪我は何科にかかる? 夜間や休日で診察科の先生がいない場合も
子供の病気の場合は基本的には小児科ですが、子供の怪我の場合は何科にかかるべきなのでしょう?
怪我の場所、内容によって診療科が異なってきます。
頭…脳神経外科
目…眼科
歯、口の中…歯科、口腔外科
顔…形成外科
骨折、捻挫…整形外科
傷(骨や脂肪が見えている)の縫合…整形外科※顔は形成外科
火傷…重度ならすぐ救急車、軽度の場合は形成外科か皮膚科
基本的には上記のとおりですが、
実際に夜間・休日に病院にかかる場合は、必ずしも専門医の先生がいるとは限りません。
うちの子の顎の縫合も、本来なら跡の残りにくい細い糸で縫合できる形成外科だそうですが、
5件目で当直医は整形外科しかいないと言われたので、それでもいいですと整形外科の先生にお願いしました。
#8000で縫合処置は早い方がいいと言われたこと、#8000、##7119、紹介された4件の病院の問い合わせで怪我をしてから時間がかかっていたことの方が心配だったからです。
子供の病気の場合も本来は小児科ですが、夜間・休日だと内科の先生が小児科を診るケースも多いですよね。
どうしても希望する診察科で…という希望がある場合は病院探しもそれだけ大変になります。
また、重篤度で診察の順番が変わるので、かなり待たされるケースも考えられます。
#7119で紹介された病院に該当する診察科がない場合でも診察可能な場合もあります。
病院に受け入れ可能かを訊くときには、本来の診察科にこだわらず、柔軟な対応が必要なときもあるかもしれません。
#8000がつながらないときは
小児救急相談の#8000は全国共通の番号ですが、繋がりにくいという問題があります。
また、都道府県によって受付時間が異なり、例えば東京都などは23時で受付終了になります。
このような場合は厚生労働省研究班/公益社団法人 日本小児科学会の
こどもの救急 を参考にするといいと思います。
こちらは生後1ヶ月から6歳までに対応したサイト。
対象年齢より上のお子さんの場合も判断の目安にはなると思います。
症状のタブをクリックしチェックボックスでお子さんの症状を入力すると、
1.待つ
2.病院に行く(自家用車・タクシーで行く)
3.病院に行く(救急車で行く)
のうち、いずれかの結果が出ます。
病院に行くとなった場合はトップページにある『近くの医療機関を検索しよう 広域災害・救急医療情報システム検索』でお近くの医療機関を検索することもできます。
病院に行く場合は必ず電話で症状にあった診察科があるか、受け入れ可能か確認してからにしてくださいね。
また、医療保険に加入されている方は、保険会社で24時間救急相談サービスを設けているところもあります。
証券番号が必要ですが、お手元にすぐ保険証券を準備できる方はぜひ利用してみてください。
東京海上日動あんしん生命『メディカルアシスト』
アフラック『医療相談サポート』
などなど。
お子さんが落ち着いたときにご加入の保険のサービス内容を調べておくといいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夜間に子供の怪我や急病のときは本当に気が動転しますよね。
1.重症度のチェック
2.重症度によって対処
(救急車を呼ぶ必要があるときはためらわず119番、通院が必要なときは#7119などで病院検索後病院に受け入れ可能か確認してから通院など)。
3.通院が必要か判断できないときは#8000で相談。
※#8000がつながらないときは、こどもの救急で判断。
お子さんの病状が落ち着いたら、お近くの救急対応の病院や保険会社の救急相談サービスがないかなど、今後のために情報を調べておくと安心ですよ。
なお、保険請求のときに困るので、医療費が無料で実際にかかっていなくても領収書が発行される病院の場合は、領収書をなくさないようにしてくださいね。
顎を縫う外傷を負った息子の場合、縫った日の領収書をなくしたため、その日の分の保険は下りませんでした…。
https://smilediary.net/health-of-children/post-669
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。